<日本ハム7-2ロッテ>◇21日◇エスコンフィールド
日本ハム新庄剛志監督(53)がNPB史上4人目の大記録達成の“メモリアル演出”に失敗した。
ロッテに連勝した直後の取材対応で「今シーズン、3つの目標があって。優勝することと、大ケガをさせない起用法で勝っていくってことと、宮西くんの900登板」と明かした直後に「ダブルプレーかーい」と笑いながらツッコんだシーンが5点リードの9回の場面だ。
5番手で杉浦稔大投手(33)が登板したが、ブルペンでは通算900試合登板に王手をかけている宮西尚生投手(40)も準備をしていた。
岩瀬仁紀(1002試合)、米田哲也(949)、金田正一(944)というレジェンド3投手しか達成していない領域に足を踏み入れる瞬間を、新庄監督はドラマチックに演出するつもりだった。描いていたプランは「最後にね、2アウトから」と、杉浦が2死を奪ってから宮西に通算900登板目のマウンドに上がってもらい、最後のアウトを取って試合を締めくくる流れだった。
ただ、杉浦が1死から安打を許して1死一塁となり、続く打者を投ゴロ併殺打に仕留めてゲームセットに。もちろん逆転Vへ向けて負けられない試合の勝利優先で喜ばしい幕切れではあったが、ブルペンで準備していた宮西も苦笑い。だから指揮官も「ダブルプレーかーい」とツッコんだ。
メモリアル登板に勝利で花を添えるつもりだった新庄監督は「(投ゴロ併殺打の一塁アウト判定に)リクエストしようかなと思ったもん(笑い)。セーフやろって(笑い)…ぐらい、投げさせたかったね、今日はね」と冗談交じりに悔しがったが、「でもね、エスコンで900登板させたいんでね。明日、明後日も」と本拠地残り2試合での“再挑戦”に目を向けていた。