<日本ハム0-7楽天>◇23日◇エスコンフィールド
日本ハム宮西尚生投手(40)が、NPB史上4人目の通算900試合登板を果たした。
3点を追う5回1死一、二塁の状況で3番手として登板。22歳下のルーキー宗山塁内野手(22)に四球を与え満塁のピンチを招くと、続く代打フランコに左犠飛で4点目を献上したところで、4番手の玉井と交代した。ベンチでは新庄剛志監督(53)が記念ボードを持って出迎え、相手の楽天も、ベンチ内にいた選手ら全員が前に出て、大記録を祝福。宮西はキャップをとって深々と頭を下げ、敵味方問わず、感謝の意を表した。
試合後の宮西の一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-悔しい内容でしたが節目の数字に
「そこはね、うん、歴代でも3人の方しかいないっていうところでは、本当にすごいことだなっていうのは自分自身もすごく思うんですけど、この900登板っていうところは、そこまで自分の中で、今までみたいに500試合とか600試合とか、ホールドであったり、こう、目指してきたところじゃなくて。(1軍に)上がってくるときに、ボスに7試合結果を出してつかみ取れという約束のもとで上がってきた中で、ここ数試合ずっと完璧な内容じゃないっていうところだったのに、こうやって、なんていうかな、エスコンで登板させてもらえたっていうところは、ほんとになんか、約束は守れなかったけど、すごく感謝の気持ちでいっぱいですっていう感じですよね」
-一昨日ブルペンで準備していたが出番がなかった。こうやって本拠地最終戦で登板させてもらえたことには
「本拠地でっていうよりも、こうやって、リーグ優勝争いしてる中でというところが、やっぱりここ最近の僕のね、なんていうかな、うん、愉しさでもあったし、そういう優勝争いをね、この9年ぐらいしなかったわけで、こうやって切羽詰まったところで、900試合を達成できたっていうところが、もう本当にチームメートにも感謝やし、後輩たちにも、ここまで支えてくれた裏方さんにもそうだし、なんかすごい、なんて言えばいいかな、本当にこう、サポートされながら達成できた記録かなっていうのは、すごく思いますね」
-マウンドに上がるときに新庄監督から話しかけられていた
「やっぱりね、ピンチの場面でもあったんで、もう1点もやれないっていうところやったから、鮮明には覚えてないけど『900試合っていうのは。もうここまでいろいろあっただろうし、そういういろんな思いもあるかもしれんけど、ここまで来られたことがすごい』みたいな。なんかそんな感じで言われていて『愉しんで笑顔で投げろ』って『で、この場を愉しめ』っていう風に言われたけど、全然愉しめなかった(笑い)。必死やったね。内容的には完璧に抑えられなかった。だけど、僕自身、本当に今までにない、また違った記録達成の喜びだったかな。今までと違って、今まで、ちゃんと抑えてたと思うよね。記録の節目的な。だからもう、そういう意味では、なんかね、年々こう、登板数ってね、その分、年も取ってくるわけやから余計、難易度が上がってくるっていうか。完璧に抑えるにはね。そういうところで今のたくましい後輩たちがね、後ろに守ってるところで取れたっていうのが、時代も感じるし、なんか感慨深いところが、すごくあったなと思います」
-監督が今後、登録抹消しても1軍に同行して後輩たちをサポートする役割を、と
「後輩達をサポートするという部分で。一緒に(1軍に)ついてやっていってくれっていう風には言われましたけど。まあまあ、そこはね、そこに切り替えて、やっぱりね、いいも悪いも厳しい登板が続いてたんで、そこはもうね、プロの一線である以上、認めざるを得ないところだし。ただ、そうやって後輩たちの中でもこう『サポートに回ってくれ』って言っていただけるのも、また、これはなんて言うんかな、違う形でチームに必要とされてると思うし、そういうところでは良かったかなと思いますけど」
-こういう展開の中でも、ボールを渡されたときにファンの拍手が
「そうですね。ほんとにね。セレモニーの時にも言いましたけど、900回登板してるわけで、いい時も悪い時ももちろんあったし、それでもずっと応援してくれるファンがね、あったからこそ、マウンドに立ち続ける勇気っていうのは後押しされてるわけやし。もうそこには感謝しかない。気持ちよくみんなにおめでとうって言わせてあげたかったけど。だけど、さっきも言ったように、また違った感情のうれしさもあったし。そういう意味ではいい登板になったかなとは思います」
-セレモニーのマイクはアドリブで
「なんか振るっていうことだけは言われてて、何を振られるかわかんなかったんで構えてたっていう感じですね」