奇跡の逆転Vへ、俺がやる-。日本ハムは25日西武戦(ベルーナドーム)から、残り6戦すべてビジターを戦う。23日楽天戦の試合後、新庄剛志監督(53)から愛あるイジりを受けて気持ちをリフレッシュさせた清宮幸太郎内野手(26)は、残り試合の全勝を誓った。指揮官からミラクルを起こすキーマンの1人に挙げられた背番号21が、みんなを見たことのない景色へ連れて行く。
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清宮幸は天性の明るさを取り戻していた。「めっちゃ落ち込んで『あー最悪…』って感じでしたけど、あれで切り替えられたっすね」。ありがたかったのは、大観衆の前での愛あるいじりだった。
23日の試合後に行われた本拠地最終戦セレモニー。連敗した重い空気を取っ払うように、新庄監督がマイクパフォーマンスで盛り上げる中で「オールスターからさっぱりホームランを打ってない清宮“アカン太郎”にもひとこと」とマイクを渡された。清宮幸はアドリブで「今日の試合は忘れて、明日から頑張りまーす! 」と大きな声で宣言。チームは2戦連続で0封負け、個人としても無安打に終わって沈んでいた気持ちも再び、一気に高揚した。
清宮幸 23日までの2試合はあんまり良くなかったんで。チャンスでも、なかなか打てなかったですし。そうなると、ああいう試合になるなっていうのはすごい感じた。やっぱ、打たなきゃ勝てない。
新庄監督も気持ちは同じだ。「ここからの試合は清宮君、万波君、野村君、この3人。なんかきっかけをつかんでもらって爆発してほしい。歯がゆさがあります。こんな成績じゃない、もっといけるだろうって」と逆転Vへのキーマンの1人として名前を挙げた。
その期待に応えるには、全て敵地で戦う残り6試合でチームを全勝に導く。「そのぐらいじゃないと(逆転Vは)無理だと思う。マジで“愉しみ”ます」。背番号21は力強く誓った。【木下大輔】