【日本ハム】安西叶翔2年ぶり復帰登板1回無失点「右肘が飛んでいったような」負傷からよみがえる

2軍戦で2年ぶりに実戦登板した日本ハム安西

日本ハムの高卒3年目右腕、安西叶翔投手(20)が27日、イースタン・リーグ、ヤクルト戦で、24年6月のトミー・ジョン手術から1年半ぶりの復帰登板を果たした。6回に登板し、1回18球を投げ1安打2三振無失点。プロ入り後最速の148キロをマークするなど上々の投球を披露した。

23年9月23日イースタン・リーグ、ヤクルト戦(鎌ケ谷)以来、約2年ぶり実戦登板に「今日でちょうど、手術から1年3カ月。区切りのいい日で、気合が入りました。いいスタートになりました」と安堵(あんど)した。

22年ドラフト4位で日本ハム入団。1年目の23年も腰痛などの影響で実戦デビューは夏場以降で、2軍戦に3試合投げただけだった。24年は2軍でも登板がないまま、5月のライブBP中に負傷。衝撃の瞬間を振り返る。「痛いっていうか、感覚がなくなったというか。ここ(右肘)から先がなくなったみたいな。ポーンって飛んだみたいになって、あ…(腕が)ある…みたいな感じで。最初何が起こったのか分からなくて、とりあえず、もう1回投げてみようと思って投げて、やっぱり痛いなと思って、もうちょっと無理ですって言って。本当にびっくりしました。すごい衝撃というか」。右肘靱帯(じんたい)断裂で、トミー・ジョン手術での再起にかけた。

1年半のリハビリの間、必死でウエートトレに励み、負傷前から体重は6キロ前後増え、99キロまで増量。高校時代の最速は151キロだが、負傷明け初戦で早くも148キロと、プロ入り後2軍公式戦で最速となる数字をマークした。プロ入り2年目で手術と、悪夢のような道を乗り越えての再スタートに「僕の物語は、ここからです」。ブレーク中の達、福島、柳川らの1学年下。逆境を乗り越えた高卒3年目の逸材が、先輩に負けじと、1軍で快投する日を思い描く。【永野高輔】

【関連記事】日本ハムニュース一覧