【中日】セ最多タイ46Sの松山晋也「王手をかけられたのは大きい」記録更新へ意欲、残り2試合

阪神対中日 9回を抑えた中日松山撮影・藤尾明華)

中日守護神の松山晋也投手(25)が28日の阪神戦(甲子園)で今季46セーブ目をゲットし、05年岩瀬仁紀(中日)、07年藤川球児(阪神)のセ・リーグシーズン最多セーブに並んだ。敗色濃厚の中、9回表に味方打線が3点を奪って逆転。9回裏、1番からの好打順を1安打無失点で締めた。シーズンは残り2試合。貪欲に記録更新を狙う。

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出番は突然やってきた。松山は「野手の皆さんに本当に感謝しています」と大逆転劇に感謝した。1点ビハインドの9回表、打線が阪神守護神の岩崎をKOして3得点。貴重なセーブ機会が転がり込んできた。

この日もリリーフカーに乗らず、ブルペンから走ってマウンドへ。1死から2番中野に安打を許したが、1発出れば同点の場面で3番森下を中飛に仕留める。最後は前日27日に安打を打たれていた4番佐藤輝から高め155キロ直球で空振り三振を奪い「しっかり抑えるつもりでした」と胸を張った。

最年少25歳で40セーブを超え、育成出身では最多セーブを更新中。今季から新守護神になったばかりの右腕は次々に記録を塗り替え、ついに05年中日岩瀬、07年阪神藤川のリーグ最多記録に肩を並べた。「黄金期を支えてきたお二方。本当に素晴らしい選手。そういう選手の記録を1個越すことに王手をかけられたのはすごく大きなこと」。シーズン残り2試合での記録更新に意欲十分だ。

舞台は30日からの東京ドーム。巨人も同じく残り2試合で、昨季まで中日守護神を務めて今季はセーブ王を激しく争うマルティネスとの直接対決を迎える。「本当に楽しみたいですね」と最後の最後まで切磋琢磨(せっさたくま)するつもり。井上監督も「チャンスがあれば投げさせる」と後押しを約束した。

ここまでセーブ機会での救援失敗はわずかに1度しかない。7月頭から右尺骨肘頭疲労骨折で1カ月離脱した中での46セーブだ。8月の復帰時に「私生活でこんな緊張感がある場面はない。早く投げたい」と話したように、タフな場面でも喜んで試合を締めにいく。その姿を見た日本ハムの田中は「僕は登板する時にめちゃめちゃ緊張する。あのマインドがすごい」と目を丸くしていた。チームは阪神に連勝し、今季の対戦成績を13勝12敗として、セ5球団で唯一のカード勝ち越しを決めた。チームは今季もBクラスに沈んだが、守護神松山の存在は希望の光だ。【石橋隆雄】

▽中日金丸(今季最終登板で初甲子園。自己最多126球で7回2失点と好投し、今季は15試合2勝6敗で終了)「球数が多く3者凡退の回がほとんどなかった。攻撃のリズムを持ってくるところを来年は意識してやっていきたい。(初甲子園は)意外と落ち着いてできた」

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