<巨人4-4ヤクルト>◇28日◇神宮
同点の8回に5番手で登板した巨人大勢投手(26)は快挙にも、同時に悔やむ気持ちも明かした。
0点に抑えて今季45ホールド目を記録し、球団では山口鉄也(現2軍投手チーフコーチ)が12年に記録した44ホールドを抜いて新記録。さらに最優秀中継ぎのタイトルも確定したが、「少し残念だったなという気持ちはありますけど」と振り返ったのは、ヤクルト村上宗隆内野手(25)との対決。
「神宮最終戦やったんで、ムネがメジャー行くっていう報道見てたんで。昨日の夜からこの日本でラスト登板、楽しみにっていうか、研究してどう攻めようかなって思ったんですけど」と胸躍らせていたという。ただ、先頭の長岡に安打を許したことで、1死二塁で村上の打席を迎えることに。ベンチが選んだのは申告敬遠。「僕が先頭出してしまったせいで、ああいう形になってしまった」と願いはかなわなかった。
ただ、そんな心情を明かした後には「でも、僕はそういう個人の考えよりも、やっぱチームが勝つことが優先なので。はい、0に抑えられてよかったです」と気持ちを切り替えた。1死一、二塁からは、5番オスナを右飛、6番内山を空振り三振に仕留めて、ガッツポーズを見せ、球団史に名を刻んだ。
昨年までは抑えだった。今季はライデル・マルティネスの加入で、失点が多かった8回を阿部監督から任された。「『取れ』って言われて取れたんでよかったです。まだ(全)試合終わってないですし、田中(将)さんが多分投げられるんで。そこでしっかり投げて、200勝のお力添えできたらなって思う。残り2試合、しっかり準備して登板したいなと思います」と見据えた。