早大・伊藤樹が8回2失点で6大学21勝目 小宮山監督「能力高い」自身の記録超えたエース絶讃

早大対立大 投打で活躍した早大・伊藤樹はバットとウイニングボールを持ち笑顔を見せる(撮影・柴田隆二)  

<東京6大学野球:早大3-2立大>◇第3週最終日◇29日◇神宮

早大は立大との接戦を制し、勝ち点を獲得した。

エースが恩師の記録を超えた。先発伊藤樹投手(4年=仙台育英)は8回9奪三振2失点の力投。6大学通算21勝目を挙げ、小宮山悟監督(60)の通算20勝を上回った。

立ち上がりから抜群の安定感を見せた。初回を3者凡退で切り抜けると、その後もアウトを重ねた。「落ちる系のボールが対応されている中、真っすぐをしっかり投げることが大事だと思っている。そこが良かった」。常時140キロ台中盤の直球を軸にカウントを整え、立大打線に的を絞らせなかった。

3-0の8回、立大落合に2ランを浴び1点差に詰め寄られたが、その後のピンチも動じなかった。2死一、三塁で4番丸山を迎えたが、131キロの変化球で遊直に打ち取り、リードを守り切った。

大黒柱はバットでも魅せた。8回2死三塁、決勝点となる中前適時打を放ち一塁塁上でガッツポーズ。「この1点が大事というのは理解していた。うれしかった」と感情があふれ出た。

小宮山監督は、自身の記録を超えたエースに「普通に投げれば25、26(勝)は行く。俺よりもはるかに能力は高い」と絶賛した。