ソフトバンクのロベルト・オスナ投手(30)が30日の日本ハム戦(みずほペイペイドーム)から1軍復帰することが29日、決まった。本拠地での投手練習で倉野信次投手チーフコーチ兼ヘッドコーディネーター(51)が明言した。今季は開幕守護神を務めるも、6月中旬に成績不振と右肩コンディション不良で離脱。2軍で全7試合無失点の助っ人右腕が、ポストシーズンでの完全復活を狙う。
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オスナが1軍に戻ってくる。ソフトバンクは27日にリーグ連覇を達成。シーズン残り3試合の選手起用は、ポストシーズンに向けての見極めという意味合いが入ってくる。倉野コーチは「呼びます」と助っ人右腕の昇格を明言し、津森、上茶谷も30日の日本ハム戦から1軍に合流する。
開幕守護神だったオスナは6月中旬に成績不振で配置転換され、その後は右肩のコンディション不良で登録抹消。1軍復帰は約3カ月半ぶりになる。9月5日の2軍戦で実戦復帰し、28日の中日戦(ナゴヤ)では8回に登板して1回1安打無失点。直球の最速は155キロをマークし、復帰後は全7試合無失点だった。同コーチは「だいぶ状態は上がってきたのかなと思います。すごく腕も振れていたし球速も出ていた」。7イニングを投げて奪三振も10。本来の力強いピッチングが戻っていた。
今季が4年契約の2年目。オスナ離脱後は杉山が代役守護神を務めて、リーグ連覇に導いた。元メジャーセーブ王の右腕が完全復活すれば、クライマックスシリーズや勝ち抜いた先の日本シリーズでも大きな戦力になる。「藤井-松本裕-杉山」の勝ちパターン継投に加えて戦力に厚みが出ることは間違いない。倉野コーチは「もちろんオスナがいい状態で戻ってきたとしたら、層はかなり厚くなる。そういう意味では本当に期待しています」と助っ人の快投を待ち望んだ。
シーズンが終われば、みやざきフェニックス・リーグも活用してメンバー選考を行う。「ここからはCSのメンバー争いになる。今、呼ばれなかったからといって、チャンスがないわけじゃない。選手としてはチャンスがある限りは狙っていくということには違いない」。CSファイナルステージは10月15日に開幕。熟考を重ねて「試合で勝つ確率が一番高いメンバー」を選んでいく。まずはオスナの投球に注目だ。【只松憲】