阪神村上頌樹投手(27)はタイトル3冠奪取へ、師匠との投げ合いに向けて腕ぶした。10月2日のレギュラーシーズン最終戦・ヤクルト戦(甲子園)で先発予定。すでにヤクルト高津監督は今季途中にメジャー挑戦からNPB復帰した元阪神青柳の先発を公表しており、虎党も注目の対決となる。
「最後、ヤギ(青柳)さんと投げると思うので。自主トレを一緒にしていますし、タイガースを良くしてもらった。これで自分はもう(合同自主トレ)3年目で、3年目の最後の試合。いい姿を見せたい」
22年オフから3年連続で「青柳塾」に参加している。先輩右腕は阪神時代の22年、2年連続での最多勝と最高勝率に加え、最優秀防御率にも輝いて投手3冠を達成。一方の村上は先発ローテに定着した23年、最優秀防御率で初タイトルを獲得し、MVP、新人王も受賞した。
後輩右腕は今年の自主トレ中、青柳から「3年やって1人前。平凡な投手で終わるな」と背中を押されていた。師匠の教えを胸に3年連続で主戦格の活躍。10月2日は成長を披露する格好の舞台となる。
今季はここまで13勝4敗、防御率2・09、136奪三振、勝率7割6分5厘。最高勝率のタイトルはほぼ手中にしている。最終戦に勝てば、すでにレギュラーシーズンの登板を終えたDeNA東の14勝に並び、勝率も7割7分8厘に上昇。奪三振は3個以上取れば1位の中日高橋宏138個を上回る。
「3つとも取れたらうれしいことですし、自分の人生の中でも全部の投手タイトルを取れることになる」。師匠以来となる阪神投手3冠へ、気合十分だ。
今季は初の開幕投手を務め、チーム最多の26試合先発でレギュラーシーズンの幕を下ろす。「打ちたいなとは思います(笑い)。ヤギさんに投げるのも初めてで、そこは楽しみ」。9番打者としての快音まで宣言。快投と快打で師匠を納得させる。【伊東大介】