<オリックス4-0楽天>◇29日◇京セラドーム大阪
4年目のオリックス福永奨捕手(26)がプロ1号2ランを放った。1-0の2回1死一塁。楽天ハワードの5球目、カットボールを左翼スタンド中段に運んだ。
ベンチのナインは大盛り上がり。岸田護監督(44)も「ビックリしました」とにっこり。ベンチに戻ると先輩らの歓迎を受け、先発の九里亜蓮投手(34)と抱き合った。
「高校、大学とキャプテンをやっていて、あんまりいじられてなかったんですけど、ここに来てすごいいじられていて、僕自身もどういうキャラなのかわからない部分はあるんですけど(笑い)。でも出た時にはすごくみんなが喜んでくれているなというのは実感していますし、なんとか必死に食らいついていきたい」
捕手としては、九里と初めてバッテリーを組んだ。事前に映像を確認し、日頃から九里とバッテリーを組む若月健矢捕手(29)にもアドバイスをもらい臨んだが「緊張の方が大きかった」。今季初完封を挙げた九里は「最初の方は僕が首を振ったりする回数が多くて、ちょっと困らしてしまったかなと思うんですけど、本当にいろんなボールを使いながらしっかりリードしてくれた」とうなずいた。
序盤こそ四球を出す場面がありながら3安打無失点。
「亜蓮さんがどんどん話しかけてくれるので、勉強になった1日。受けていて楽しかった。初めて組ませてもらって、ゼロで抑えられたというのは自信にしていきたい」
ホームランボールは「いつもプラスの言葉をかけてくれる」という両親に渡すつもり。若月、森友哉捕手(30)の背中を追いかけ、「同じポジションなんですけど、すごく良くしていただいている」と感謝。それでも4年目として「いつまでもこの立場ではいたくない。しっかり負けずに、打つ方でも守りの方でも、両方頑張りたい」。決意を新たにした。【村松万里子】