史上最大の下克上へ-。巨人戸郷翔征投手(25)が3日、神奈川・川崎のジャイアンツ球場で行われた投手練習に参加。CSファーストステージ第2戦での先発が見込まれる右腕は「僕らは本当にやるだけなのでね。任されたところを全うできたら一番かなと思います」と闘志を燃やした。
今季は試練の連続だった。リーグ2連覇を目指したチームは、首位阪神に独走を許して3位に沈んだ。戸郷自身も開幕から調子が上がらず、2度の登録抹消を経験。8勝9敗、防御率4・14と不完全燃焼に終わり「悪いところしか僕はなかった。チームとしても3位で終わっちゃったというところがすごく反省」と振り返る。
レギュラーシーズンの悔しさを晴らすために万全を期す。6日から宮崎で開催されるフェニックス・リーグでの登板にも意欲を見せ「地元でもありますしね。それだけで僕はやっぱりすごく楽になりますし、そんなに長いイニングは投げないですけど、いい調整になれば一番かな」と思い描いた。
何が起こるか分からないのが短期決戦の面白さでもある。昨季3位からの日本一を成し遂げたDeNAは、シーズンの貯金2から“史上最大の下克上”を遂げた。今季の巨人は、昨季のDeNAよりも少ない貯金1。「最後勝って日本シリーズを迎えることができればファンの方も楽しんでいただけるんじゃないかなと思うので、そこに向けてしっかり調整していければ」と戸郷。1週間後の決戦に向けて、じっくりと爪を研ぐ。【水谷京裕】