<東京6大学野球>◇第4週第1日◇4日◇神宮
東大が慶大を6-3で破り、昨秋の法大2回戦以来となる勝利を挙げた。連敗を17で止め、17年秋以来となる8年ぶりの勝ち点奪取が見えてきた。法大は5-4で早大に競り勝ち先勝した。
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東大ナインも、ベンチも、スタンドも全員が待ち望んだ。8回からクローザーとして起用され2回1失点に抑えた東大エース渡辺向輝投手(4年=海城)は「言葉にならないです」と感極まり、右人さし指の骨折でスタンドで声援を送った主将の杉浦海大捕手(4年=湘南)は人目をはばからず涙した。1年ぶりの勝利の味は格別だった。
独自の取り組みがついに実った。打撃強化へVRゴーグルを装着し、トラックマン(弾道測定器)で蓄積してきた相手投手のボールの軌道を何度もチェック。初対戦の相手に臆しないように、時には速球派対策として「キューバのミサイル」の異名を取るレッドソックスのチャプマンの映像を活用したこともあった。
今回は慶大エース渡辺和大投手(3年=高松商)の攻略に時間を割き、チーム最多の4打点を挙げた明石健捕手(3年=渋谷教育幕張)はゾーンから外れるスライダーを念入りに確認。ボール球をきっちり見極めた。1-1の4回1死満塁で走者一掃の逆転適時二塁打を放ち「VRを活用できたおかげ」とうなずいた。投打が機能し、8年ぶりの勝ち点が見えてきた。【平山連】
▽慶大・堀井哲也監督(東大に今季初白星を献上)「明石君に変化球を見極められて、ストレートでいくしかなかった。(渡辺和は)エースですから、立て直してくれると思います」
▽法大・浜岡陸外野手(4-4の9回1死二、三塁で代打で登場し決勝犠飛)「あそこで起用されたら、惜しいとかでは終われない。打てない方がありえないと思っていました」
▽早大・小宮山悟監督(5回3失点の伊藤樹に)「体が思うように動いてないのはある程度、察しが付いていた。ピッチングコーチに確認したら、あんばいがよくないという話だった」