阪神門別啓人投手(21)CSファイナルステージでのジョーカー役を猛アピールした。この日はチームを分け、打順もはっきりさせた紅白戦に近いシート打撃に“先発”。近本、中野、佐藤輝、大山ら主力勢を相手に3回1安打1四球と好投した。
「とにかく全力で抑えて、CSとかで欠けたところに入られたらな、と。アピールというか、1年目はそういう気持ちでやっていたんで。その気持ちを思い出してやろうかなと思ってやりました」
2回1死走者なしで対戦した前川にはこの日最速の147キロ直球を2球投げ込み、2ストライクに追い込んだ。3球目は109キロのカーブを外角低めいっぱいにコントロール。「前川さんから見逃しを取ったやつはすごく自分の中でも良かった。結構(速度差で)ずらした感じはあったんで」と笑みがこぼれた。
3年目の今季は初の開幕ローテ入りを果たした。2戦目の4月6日巨人戦でプロ初白星を手にしたが「6回の壁」に苦しんだ。1、2軍を行き来し、シーズン途中に中継ぎへ配置転換されたが、まだ本領発揮のチャンスは残っている。
「自分にとってもすごい次につながると思ったので、めっちゃ良かった」。自身初のポストシーズン登板へ、ロングリリーフもお任せあれ。今季DeNA戦2試合登板で防御率1・74の左腕が、CSメンバー入りに力強く名乗りを上げた。【伊東大介】