<仙台6大学:東北学院大6-2北工大◇15日◇最終節第4日◇東北福祉大学野球場>
東北学院大が、東北工大に6-2の逆転勝利。第4戦にもつれこんだ大激闘を制し、10年ぶりに明治神宮大会東北地区代表決定戦(25~26日、仙台市民球場)への出場権をつかんだ。エース堀川大成投手(4年=東日本国際大昌平)が2失点(自責1)完投。最優秀投手賞にも選出された。東北福祉大が2季連続、78回目のリーグ優勝を飾った。
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長い長い熱戦にようやく終止符が打たれた。堀川は計3日で272球。もちろん疲れはあった。だが、それ以上に覚悟が勝った。「エースである以上は、疲労をチームに感じさせてはいけない」と完投。序盤に2失点も、3回以降は無失点。さらに、10奪三振無四死球。「最終節は全部投げきる気持ちでいたので、実現できてよかったです」。エースの貫禄は圧巻だった。
大きな決断が功を奏した。ライバルとの対戦は勝ち点を懸けた“3戦目″がつきもの。「肘や肩に負担がある中での連投が厳しい」。6月下旬に指導陣に相談したところ、下半身主体の投球フォームへの改善を提案された。「最初は迷いもありました」。ラストシーズンを前に「変化」に対して抵抗もあったが、挑戦を決意。全てはライバルを下すためだった。
1カ月半は「しっくり来ない」日々が続いた。140キロ前半の直球は、130キロ程度まで落ちた。リーグ開幕も刻々と迫り、「元に戻したい」。1度は諦めかけたが、コーチ陣にも背中を押され、模索し続けた。ようやくハマったのは開幕1週間前。「腕を思い切り振っても疲れが来ない」と狙い通り。今春、日本一に輝いた東北福祉大戦では3連投。計182球を投じ、16季ぶりに勝ち点をもぎ取った。仙台大にも連勝。「修正して本当によかった」。エースの覚悟が実を結んだ。
次こそは頂点を-。一時は単独首位に立つも、終わってみれば東北福祉大が逆転V。「もう少しできることがあったのかなというのが、正直な気持ちです」。それでも、下克上の挑戦権を得た。「エースとして、任されたからには全員の気持ちを背負って、次こそは優勝に貢献したいです」。目指すはもちろん、19年ぶりの全国の舞台だ。【木村有優】
▽山田将生外野手(4年=東北学院=6回2死満塁で代打で走者一掃の適時三塁打)「自分の中では最大限の練習をして、もうこれ以上やり切れない準備をして臨みました。4年間、なかなかチームに貢献できていなかった分、最後の最後のリーグ戦で集大成の1本を出せて、本当によかったです」
◆表彰 仙台6大学野球秋季リーグは全日程を終了。各賞が発表され、最高殊勲選手賞は東北福祉大・桜井頼之介投手(4年=聖カタリナ学園)が受賞。仙台大・平川蓮外野手(4年=札幌国際情報)が本塁打(4=東北福祉大・小島慎也外野手と同数)と打点(22)の打撃2冠に加え、最多盗塁賞(13)に輝いた。最優秀投手は東北学院大・堀川大成投手(4年=東日本国際昌平)、首位打者は打率4割5分2厘で東北学院大・奥山蓮外野手(4年=聖光学院)。