花園大初のドラフト指名を待つ最速156キロ右腕、藤原聡大(そうた)投手(4年=水口)がドラフト前日の22日、当日の「涙」を予告した。
開口一番、不安な胸中を吐露した。「指名していただけるかという不安。学校全体で期待されていて、自分1人の夢ではないので」と偽らざる本音を明かした。
即戦力投手として上位指名が有力視される藤原だが、謙虚な姿勢を貫く。「ドラフト1位でかかった方がいても2、3年で首を切られてしまう世界。1年1年が勝負で、どれだけすごい成績を残しても簡単に切られてしまう世界」。続けて「何位でもいいので、順位に関係なく指名されることを願っています」と冷静に願った。
中学の滋賀・甲賀シニア時代に指導を受け、「ごみ拾い」で徳を積んできた。ごみ拾いをした後に先発した今秋のびわこ成蹊スポーツ大戦では9回を無安打投球。自己最速を1キロ更新する156キロも記録し、チームは延長10回タイブレークでサヨナラ勝ちを飾った。「明日は駅から(ゴミを)拾います」と笑いを誘っていた。
「(ドラフト当日は)絶対に泣きます。先に言っておきます」。笑顔がトレードマークの21歳はそう予告した。この日は夕方に美容院を予約し「髪の毛だけは切って気合を入れます」。刻一刻と近づく運命の日を、緊張の面持ちで迎える。