【ドラフト】支配下最終指名ぎりぎりセーフ「浦学のジャッジ」浦和学院・藤井健翔が巨人6位

巨人から6位指名された浦和学院の藤井(中央)(撮影・泉光太郎)

<プロ野球ドラフト会議>◇23日

結果を恐れず、己を信じて夢のプロ入りをつかんだ。

「浦学のアーロン・ジャッジ」こと、浦和学院・藤井健翔外野手(3年)は巨人の支配下選手唯一の高卒選手で最終指名の6位に滑り込んだ。「改めてプロの世界に入るということで、自分の中でももう一つ覚悟ができた」。ぎりぎりの指名には一瞬笑顔を見せたが、すぐに引き締めた。

身長181センチ、体重96キロの恵まれた体を生かし、高校通算35本塁打を放ったスラッガー。いつしか埼玉県内のフォンからヤンキースの世界的名手と重ねられ、スカウトからも将来性を見込まれていた。

ドラフト会議最終盤で導かれたのは、目標とする岡本和真内野手がいる伝統球団。プロ入り後は、岡本も成し遂げた「打率3割30本塁打」を打ち立てた。

今オフにメジャー挑戦を表明している巨人岡本については、「しゃべってみたいところは全て。やっぱり超大力の秘訣(ひけつ)だったり、1年間通してしっかりホームランを量産できるところを特に聞きたい」。そして、「日本にいる限り、自分は岡本和真選手の背中を追いかけたい」と高い志を掲げた。

今夏の埼玉県大会は3回戦敗退。それでも、苦い記憶を消し去るかのように、再びプロ入りを目指し、バットを振り込んできた。

同じ埼玉県内で高め合ってきたロッテ4位の昌平・櫻井ユウヤ内野手、西武5位の山村学園・横田蒼和内野手。指名漏れとなったが、東都リーグの立正大に進む同期・垣内凌外野手の存在も忘れてはならない。

「自分の中では『ちょっとヤバイな』と思った部分もあったんですけど、これまで自分の中でやることやって覚悟はしていた」。強い気持ちで会見に臨んでいた。

見据えるのは、やはり岡本と同じ世界のダイヤモンド。「大学生、社会人の方が上で指名されていると思うので、経験値は劣ると思うんですけど、自分は『高校生らしく』元気を一番に出してまずはそこからアピールしていきたい」。尊敬する背番号25がそうだったように-。