甲子園で胴上げだ! 第2戦で2ケタ失点の大敗から一夜明けた27日、阪神藤川球児監督(45)は淡々と話した。「明日から3つ取りに行くと、それだけです」。日本シリーズはここまで1勝1敗。地の利を生かし、再び白星を積み重ねる。
阪神の日本一は過去2度。85年は吉田監督が西武球場(現ベルーナドーム)で、23年は岡田監督が京セラドーム大阪で胴上げと、どちらも敵地だった。28日から3連勝なら、初めて甲子園で日本一を決めることができる。指揮官は「3つ取るというところですね」と繰り返した。
27日は甲子園で全体練習を実施。指揮官は右翼フェンス際で1人離れて投手の動きに目を向け、その後は一塁ファウルゾーンに場所を移し、再び1人で野手を見つめた。静かに、戦う準備はできている。聖地でも貫くのはいつもの野球だ。「相手はもうずっと関係ない。自分たちがどういう野球をするかだけなので」。先発マウンドに立つ才木にも「普通にやればいいですよね」と背中を押した。
「ファンの方も入ってくれると思いますから。大きな声援をもらいながらになると思うので」。ホームならではの大歓声も力に変えたい。「寒いからね、膝かけくらい持ってきた方がいいんじゃないかなと思いますけどね」。にこやかにファンも気遣いながら、リーグ優勝に続く聖地での歓喜の瞬間を目指す。【磯綾乃】
◆日本シリーズ第1戦VTR 阪神は6回、近本、中野の盗塁などで無死二、三塁とし、森下の遊ゴロで同点。佐藤輝の右中間二塁打で勝ち越した。村上は7回1失点。石井が8回のピンチをしのぎ、9回も続投して締めた。
◆日本シリーズ第2戦VTR ソフトバンクが14安打。1回に栗原、山川の連続長短打で3点を奪い逆転。2回は山川の3ランなどで6点を加えた。山川は5打点、周東はシリーズ新記録の5安打をマークした。