阪神育成ドラフト2位の関西L兵庫・山崎照英外野手(22)が10月31日、セ・リーグでは史上初となる育成ドラフト出身選手の盗塁王を目標に掲げた。兵庫・三田市内で畑山統括スカウトらから指名あいさつを受けた後、言葉に力を込めた。
「2年連続で盗塁王を取った。NPBの世界でも盗塁王は絶対に取りたい」。昨季は40試合出場でリーグ新74盗塁をマークし、今季も47試合出場で51盗塁。2年連続で盗塁王となり、入団5年目で念願のNPBドラフト指名を勝ち取った。
育成出身で過去3度盗塁王を獲得しているソフトバンク周東らと自主トレを共にした経験もある。「技術的なことはあまり聞かずに見て学んだ」。盗塁のスタートの意識や打撃練習中での1球ごとの確認で1軍レベルを痛感。同じ道を歩むために学びを今後も生かし続ける。
幼少期は父とかけっこを楽しんだ。負けず嫌いで「絶対速くなろうと思ってやっていたら速くなった」。さらに鍛えたのはサイクリング。坂の多い地元長崎で、小学生の頃から自転車をこぎ続けた。最長は同・佐世保市から佐賀・伊万里市付近までの往復約40キロだ。
「近本さんとか中野さんとかが積極的に走っている。そこに割って入れるように全力でアピールしたい」。打撃も守備も伸ばし、まずは支配下へ駆け上がる。【塚本光】
◆山崎照英(やまさき・しょうえい)2002年(平14)12月1日生まれ、長崎県出身。小学2年から港少年でソフトボールを始め、遊撃を守る。崎辺中では軟式野球部に所属。九州文化学園(長崎)では1年秋から背番号16でベンチ入り。21年から関西L兵庫でプレーしている。甲子園出場なし。50メートル走5秒8。遠投100メートル。調理師免許を持つ。外野手。174センチ、67キロ。右投げ左打ち。