西武の平良海馬投手(25)がさらなる進化へ、物理と向き合う。2日の秋季キャンプ、ブルペン投球では「ジャイロ」と球種指定してからスライダーを投げた。「ジャイロのスライダーの高速化を。直球に対して92%くらい(の球速)まで上げていければ」とハイレベルな取り組みをする。
ジャイロ回転(投手から見て時計回りの回転軸)のスライダーを、さらに速くする-。いかにも至難そうな作業だが、平良は「どういう回転をしているかさえ分かれば、それを作り出すことは絶対に可能なので。ラプソードやハイスピードカメラを見ながら調整できるので」と自信を持つ。
物理の世界は「重要性が分かるようになったのは、自分で勉強するようになってから。学生の頃とは全然違います。トレーニングとかも物理だと思うので、ちゃんとやっておけば良かったと思いますね」と話す。あくなき研究心で創造する“高速ジャイロスラ”は、今月半ばの侍ジャパンでの披露へ調整中だ。
来季は先発に再挑戦する見込みだ。今井、高橋が今オフのメジャー挑戦を希望。球団が慎重な検討を続ける中、平良は「そういう流れというか、自分も頑張れるというのが伝染してライオンズの投手は強くなるんじゃないかなと思います」と話す。まずは日本代表として、セーブ王に輝いた1年間を締める。「しっかりメジャーのボールに対応できるところを見せていきたいです」と自身の将来の夢への思いも乗せる。【金子真仁】