侍ジャパンのバッテリー陣が6日、強化合宿初日からピッチコムを初体験した。投手陣、捕手陣がブルペンに集結し、ピッチコムの操作方法などを確認。捕手陣は村田バッテリーコーチらとともに、約40分間話をしながら、対策に取り組んだ。井端弘和監督(50)は「ピッチクロック、ピッチコムのやり方だったり、少しでも慣れればというところが最大のテーマ。慣れてほしいなと思います」と話した。
ピッチコムには9つのボタンがあり、1回目で球種、2回目でコース、3回目で細かな指示やサインプレーなどを伝達する。WBCではピッチクロックを採用。制限時間内での投球が必要で、時間との闘いにもなる。村田コーチは「数をこなしていかないとわからない部分もあるし、みんなで話し合いながら作り上げていく」と説明。10日の広島戦、15、16日の韓国戦でもテストを重ねる。
この日は、平良が投手陣で唯一ブルペン入りし、捕手の坂本とともにピッチコム&ピッチクロックを使用して投球練習した。29球投げたうち、8球で体験したが、首を振った時にはピッチクロックの制限時間をオーバーする場面も。平良海馬投手(25)は「意外と急がないといけないなと感じた。球種が多い分、どうしていくのかはこれから考えていかないといけないです」と課題を挙げた。
首脳陣、選手が懸念したのが、捕手陣の負担だった。9つのボタンの意味を記憶し、相手の対策も頭に入れながら、ピッチクロック内に伝達することが求められる。坂本は「コミュニケーションをしっかり取って、意図や考えを聞いておくことがピッチコムを使う上で役立つこともある」と投手との意思疎通の重要性を指摘。投手がサインを出す選択肢も含め、最善策を模索する。【久保賢吾】
日本吉見投手コーチ(ピッチコムについて)「難しいと思いますね。実戦でやっていかないと改善も見えてこないので、やって覚えるしかないなと」
日本岸田(ピッチコムについて)「覚えることが結構多いなと思いますし、時間の制限もあるのでパニックにならないようにしっかりしないと」