来年3月のWBCを見据えた“本格テスト”に位置づける。「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本VS韓国」(15、16日、東京ドーム)へ向けた宮崎強化合宿の休養日となった9日、井端弘和監督(50)が取材に応じた。第2クール初日の10日、初実戦となる広島との練習試合へ向けたメンバーを明かした。先発マウンドには平良海馬投手(25)を送り、3番手、4番手で隅田知一郎投手(26)、金丸夢斗投手(22)を投入する「第2先発」起用を想定。森下翔太外野手(25)も「3番中堅」で先発予定で、複数オプションを試して準備を進める。
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WBC本番まで残り約4カ月。井端監督は細部までシミュレーションを繰り返す。初の休養日にも「やっぱり今日の方が朝起きたらどんよりしてたというか。練習とはいえ気持ちが入ってるのかなと」とどこか落ち着かない。
目下、脳内を巡るのは10日の広島との練習試合。先発は平良、2番手は大勢投手(26)と普段はリリーフを務める2投手を先に出して、その次に隅田、金丸を起用する。WBCでは並みいるメジャーリーガーたちが加わる見込みで、第2先発の可能性を考慮して経験を積んでおくことが狙いだ。「メジャーリーガーもいるので、まずはやったことのないことからと。(本番でも)2人合わせて1つというイメージは持っておかないといけない」と球数制限が厳しい中でのやりくりをイメージした。
NPBとは異なる「ワンポイント禁止」ルールにも適応しなければならない。MLB同様、リリーフはイニングを完了するか、最低3人の打者と対戦する必要がある。そこに球数制限も加わるとさらに継投の難度は上がる。指揮官は「イニング途中でも隅田投手、金丸投手を経験させてみようかなと」と先発が走者を背負って降板した場合を想定し、第2先発をイニング途中から投入する起用も示唆した。
そのためリリーフ起用にも日本野球とは異なる運用になる。「1人でいい日本(のルール)だと楽ですけど、3人は投げないといけないとなると迷うところはあります。右でも左でも1イニングを完了できるピッチャーは大事」と吐露。変則的なワンポイントタイプよりも、能力のあるリリーフを重視した継投を想定。広島戦では西口直人投手(28)、松山晋也投手(25)、森浦大輔投手(27)らリリーフが登板予定で、MLB球への適応も含めてあらゆる事態を想定しながら見極めていく。【小早川宗一郎】