FA権を行使せず残留を決めた阪神近本光司外野手(31)が一夜明けた12日、改めて使命を胸に刻んだ。社会人野球日本選手権決勝のヤマハ-日本生命(京セラドーム大阪)で始球式を務めた。大阪ガス時代の2年間、地域や子どもと関わる大事さや、負けられない重圧と責任感を体感。地域の少年少女を喜ばせる原点を思い返した。この日は外野手部門で5年連続5度目のゴールデン・グラブ賞も受賞。ダブルで来季へ決意を新たにする1日となった。
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近本がまた1つ、金字塔を打ち立てた。外野手部門で5年連続5度目のゴールデン・グラブ賞を受賞。阪神で5年連続は96~00年の新庄剛志に並ぶ最長記録だ。「連続して取ることが僕の中ではすごく重要だと思っているので、選んでいただいたことがすごくうれしいです。来年からも同じように継続して取れるように頑張りたい。支えてくださったすべての方に感謝したいです」と喜んだ。
入団1年目から中堅を守り続け、3年目からGG賞の常連になった。守備範囲の広さは相変わらず。今季はデータ上も数値が良化しており、虎のディフェンスを支える中心的存在になっている。さらに右翼を守る森下も初受賞。阪神外野手の2人選出は初めてだ。「2年目でライトのポジションに定着して、だいぶ余裕も出てきているので、安心して試合中も見られています。うれしいですね」。後輩の成長も喜び、6年連続受賞への思いをより強くしていた。
▽ゴールデン・グラブ賞受賞の阪神中野拓夢内野手(29) 素晴らしい方々がいる中で受賞できたことをとてもうれしく思います。これからもしっかり練習に励み、この賞に恥じないプレーを、来シーズンもお見せできるように頑張ります。