プロ野球オーナー会議でピッチクロック導入の検証状況報告 現行ルールの順守徹底も12球団に要請

プロ野球オーナー会議に臨む榊原コミッショナー(中央左)と議長の日本ハム井川オーナー(同右)ら。左からヤクルト林田オーナー代行、広島松田オーナー代行、中日大島オーナー、DeNA南場オーナー、阪神秦オーナー、巨人山口オーナー、右からソフトバンク大脇オーナー臨時代理人、オリックス湊オーナー代行、楽天森井オーナー代行、ロッテ玉塚オーナー代行、西武後藤オーナー(撮影・江口和貴)

プロ野球12球団のオーナー会議が19日、都内で行われ、ピッチクロック導入の検証状況を報告した。

日本野球機構(NPB)の中村勝彦事務局長(58)は「先日の侍ジャパンの試合や今年の都市対抗でピッチクロックが導入されたが、短縮されていない現象が起きている」とし、引き続き実証データの収集を進める。同時に「前打者の打席を終えてから次打者が打席に入るまで30秒」の現行ルールの順守徹底も12球団に要請した。その上でピッチクロックの効果を正確に検証していく。

ファームでは今年から「走者なしで15秒」のピッチクロックを導入しているが、投手が制限時間を使い切る傾向が強まり、逆に試合時間が延びる結果となった。このため、来季から「走者なしで12秒」に見直すことになった。NPBは理想的な試合時間を2時間50分~3時間に設定。現行ルールの徹底と各球団の改善努力を進めた上で、ピッチクロック導入の可否を見極めていく。

◆オーナー会議その他の議題 (1)来年のオーナー会議議長をDeNA南場智子オーナーに決定。(2)25年9月期の事業収支は9・6億円の黒字。(3)未就学児や中学生への野球普及活動の状況報告。(4)来季からのリプレーセンター設置を報告。