広島渡辺悠斗内野手(23)が20日、秋季キャンプ最後の紅白戦で2安打2打点とアピールした。紅組の4番として先発出場。無死二、三塁から始まった2回の打席は、無死満塁から遠藤の変化球をたたいて投手の足元を抜いた。2人の走者を返す適時打に「真っすぐを待っていて甘い球が来たところに反応できた」と振り返った。3回は2死一塁から常広の球に詰まらされながらも右中間に落とした。
昨年のドラフト4位で入団。1年目の今季はややスイングに荒さが目立った。多くの時間を過ごした2軍で上体の動きを最小限にとどめて、軸をぶらさずにバットをムチのように使うフォームを徹底してきた。今キャンプで得た好感触は、実戦での結果にもつながった。「徐々に自分の形になってきたのかなと思います。結果が残ったことは自信になる」。15日ロッテとの練習試合の3安打1打点に続き、2戦連続適時打と存在感を示した。
若手中心の秋季キャンプは、来春の1軍キャンプ参加をかけた争いでもあった。渡辺は今キャンプ中に侍ジャパンに合流した佐々木と同期で同学年。この日の紅白戦では同じ「4番・三塁」で出場した。新井監督は「この1年間、ルーキーだけどすごく伸びた選手。同学年の(佐々木)泰と刺激し合ってやっていってもらいたい」と期待を口にした。【前原淳】