3つの教え糧に正捕手を狙う。日本ハム進藤勇也捕手(23)が20日、北海道・北広島市内の球団事務所で、100万円増の推定年俸1200万円で契約更改した。2年目の今季は10試合でスタメンマスクをかぶり、ソフトバンクとのCSファイナルは初戦と最終戦の、大事な2試合で先発捕手を担った。勝負の3年目は、阪神にトレードされる伏見寅威捕手(35)から学んだ気持ちの整え方なども生かし、一気に飛躍する。
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進藤が“アニキ”直伝の糧を最大限生かし、26年のブレークを引き寄せる。1軍13試合の出場で100万円アップ。「不自由なくこの球団でやらせてもらっているので、特に要望とかはない。来季しっかり球団の勝ちに貢献したい」と気を引き締めた。
入団から2年間、同じ捕手として伏見から多くのことを学んだ。1つはピッチャーの良さの引き出し方で、2つ目は投手とのコミュニケーション術。「プロに入って疑問が多かった」と言う外国人投手との意思疎通について「すごく難しい。あまり感情が読めないというか、そういうところがあったので、寅威さんに、そういったところを聞けました」と振り返った。
初めて経験したCSでは、勇気づけられる言葉をもらった。「いろいろ経験している寅威さんでも緊張するんだと。僕だけじゃないんだと気持ちが楽になった。この緊張感が僕にとって大事なのかなと思えた。もし困ったとき、緊張したときには、寅威さんのことを思い出してやっていける」と感謝した。
伏見からもらった脳への“栄養”だけでなく、オフは体にも、しっかり栄養を蓄え、サイズアップを図る。筋力トレーニングを重ねるこの期間は1日5、6食で「外食もはしごします」。タンパク質と炭水化物を重点的に摂取し、おかずは主に肉、魚、卵だ。「いろいろやった中で1食にいっぱい食べるより回数増やした方が体の反応はいい」と自分に効果的な方法で取り込み「スーツがパッツパツです」。今季開幕時より4キロ増の95キロまで増量した。
課題は打撃で「現段階だと守備型のキャッチャー。キャッチャーの中で打てるというよりも野手の全体を見た中でバッティングがいいと言われるぐらいに」。知識も筋肉もモリモリつけて、来季爆発の土台を築く。【永野高輔】