【長嶋茂雄お別れの会】イチロー氏の驚き「オーラとはこういうものか」/追悼メッセージ全文

祭壇に展示された国民栄誉賞の賞状と記念のバット(撮影・足立雅史)

<ミスタージャイアンツ 長嶋茂雄 お別れの会>◇21日◇東京ドーム

イチロー氏(52=マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクター)が追悼メッセージを寄せ、「唯一無二の方」とたたえた。

大型スクリーンに映像で登場し、たびたびの対面で感じていた感銘や、天才と感じるしかなかったプレースタイル、さらにイチロー氏が考える恩返しなどについて、熱く語った。

以下はメッセージ全文

シアトル・マリナーズ、イチローです。

長嶋さんにお目にかかる度に、野球に対する真っすぐ思いとあふれ出る品格に感銘を受けていました。

そのお姿はいつもキラキラと輝き、オーラとはこういうものかと驚いたのを鮮明に覚えています。

野球の存在を世に知らしめてくださった長嶋さんのご功績は計り知れません。

愛した野球に心血を注がれ、ご自身が多くの人々からの憧れの存在であることを理解され、憧れられる立ち振る舞いとは何なのかをとことん追求され、完璧に表現された唯一無二の方です。

理屈ではなくフィーリングでプレーするスタイルに、本当の天才ってこうなんだと感じておりました。

一定世代以上の人たちが将来野球選手になりたいと夢を持ったのは、いつも格好いい長嶋さんのプレーがあったからこそです。

時代の変化もあり、野球も選手個々の特性も大きく変わりつつありますが、長嶋さんが示してくださったプロとしての矜持と姿勢は、どんな時代が訪れようともつないでいかなければなりません。

多くの後輩たちが長嶋さんの精神を受け継ぎ、個性あるプレーで野球ファンに喜んでもらうことが、長嶋さんへの最大の恩返しではないでしょうか。

長嶋さん、後輩たちの姿に期待して、温かく、そして厳しく、見守っていてください。

長きにわたり、野球界をけん引してくださり、ありがとうございました。

どうか安らかにお眠りください。