【日本ハム】プロ野球人生のスタートラインに立った新人7選手へ担当スカウト「贈る言葉」/一覧

日本ハム新入団選手ウエルカムイベントで集合写真を撮る手前左からドラフト2位エドポロ・ケイン、栗山CBO、新庄監督、小村球団社長、1位大川、後列左から育成2位横山、5位藤森、3位大塚、4位半田、育成1位常谷(撮影・黒川智章)

日本ハムは24日、エスコンフィールドで「2025年新入団選手ウエルカムイベント」を開催した。スタンドには約2000人のファンも集結。イベント内ではスカウト陣が選手紹介も行った。プロ野球人生のスタートラインに立った7人の新入団選手へ、各担当スカウトの愛情がこもった「贈る言葉」は以下の通り。

◆山本一徳スカウト(ドラフト1位明大・大川慈英投手へ)

「大川選手は火を噴くような快速球と攻撃的なピッチングスタイルが魅力のピッチャーです。ストレートの最速は155キロ。大学4年の秋には圧倒的な投球を披露し、明治大学の全勝優勝に大きく貢献しました。しかし、その道のりは順風満帆ではありませんでした。3年生の時は大きな挫折を経験し、真剣に野球を辞めることまで考えたといいます。そこから徹底的な自己分析と練習内容の見直しを行い、4年生になると見違える成長を遂げました。この物事を突き詰める姿勢と努力を惜しまない性格はプロ向きと言えるでしょう。お父さんは元格闘家、お母さんはアトランタオリンピックに出場したバレーボール選手。大川選手の持つ素質と野球への真摯な姿勢は、ご両親の影響が大きいと感じます。同学年には達、福島、柳川選手らがいます。彼らとは良き仲間であり、良きライバルとして、これからのファイターズを牽引してくれるでしょう。最後に、大川選手には試合終盤に登板し、相手に絶望感を与えるぐらいの頼もしい投手になってほしいと願っております。心から期待しています」

◆熊崎誠也スカウト(ドラフト2位大阪学院大・エドポロ ケイン外野手へ)

「まずはちょっと、こちらをご覧下さい。(エドポロがドラフト指名された瞬間に大喜びする映像が大型ビジョンに流れる)エドポロ選手は2位指名を喜んでるんではなくて、ファイターズに指名されたことをあんなに喜んでくれました。エドポロ選手、入団してくれてありがとう。そして北海道にようこそ、来てくれました。こんなにファイターズを愛しているエドポロ選手ですのでファンの皆さん、しばらくは打てない時期もあると思います。うまくいかない時もあると思いますが、温かい応援よろしくお願いします。で、エドポロ選手、あそこ(左翼)にある『SHINJOボード』に、まずはファイターズの選手で一番最初に、ぶち込んでください。あと(の自己紹介)で、その抱負をよろしくお願いします。ファンの皆さん、エドポロ選手をよろしくお願いします」

◆伊藤剛スカウト(ドラフト3位東海大・大塚瑠晏内野手へ)

「大塚選手は東海大相模高校、東海大学で主将を務め、リーダーシップを発揮してきました。言葉よりも背中で引っ張るタイプ。その寡黙で真面目な姿勢は、チームメートからの信頼も厚いです。まず注目してもらいたいのは、世代NO・1と言われる守備力です。遊撃手として、スピード感ある軽快なフットワークと正確なスローイングは即戦力として高い評価をしています。さらに俊足と野球IQの高さも彼の大きな武器です。春のリーグ戦から打撃面での成長を続け、全日本大学選手権では持ち前の勝負強さと長打力を披露。打席では巧みなバットコントロールと四球を選ぶ選球眼の良さ、試合状況に応じた打撃など、数字以上の役割を果たせるのも彼の魅力です。特に大事な場面で結果を出せるメンタルの強さ、プロでも必ず生きる部分だと思います。そして、日米大学野球の開幕戦は、このエスコンフィールドから始まりました。エスコンフィールドで躍動する彼の姿を見て、多くの人が魅了されたと思います。改めてファイターズとの縁を強く感じる試合でした。将来はゴールデングラブ賞やベストナインを取れる選手だと思っています。まずは自分を信じて、大塚選手の座右の銘『一日一生』。プロ野球選手として1日1日を大切に生き、これぞプロフェッショナルというプレーで多くのファンの皆さんに勇気と感動を与えられる選手になってください。期待しています」

◆坂本晃一スカウト(ドラフト4位日大藤沢・半田南十内野手へ)

「半田南十選手の紹介をさせていただきます。甲子園大会など全国の舞台には届かなかったものの、激戦地・神奈川県の高校野球では最も注目された内野手でありました。走攻守、また野球に関してはストイックながらも明るく素直な性格は3拍子も4拍子も持ち合わせた素晴らしい素材です。南に十と書く『みなと』という名前は南十字星のように美しく輝いてもらいたいという、ご両親の願いを込めて名付けられました。南十字星は南半球の星座ですから、沖縄など緯度の低い地域からしか見ることはかないません。また、この星座には人生を導く光や希望という意味を持ちます。皆さん、このエスコンフィールドでも南十字星を見ることができます。美しく煌々(こうこう)と輝きを放つ半田南十選手を、どうぞご期待ください。ご声援のほどよろしくお願いします」

◆加藤竜人スカウト(ドラフト5位明徳義塾・藤森海斗捕手へ)

「選手としての特長は、右投げ左打ちの強肩捕手であることに加え、内外野もこなせる守備力の高さ、勝負強い打撃です。名将・馬淵監督のもと、1年春からベンチに入り、2年夏、3年春と甲子園出場。また、U18ワールドカップでは主に2番レフトでチームに欠かせない存在として準優勝に貢献しました。本人は北海道根室市の出身で、小学生の時はファイターズジュニアのセレクションを受けています。私てっきり、ファイターズジュニアだと思っていましたが、よくよく聞いてみると最終選考で落ちていました。ただ、こうしてファイターズのユニホームを着ることができ、リベンジを果たすことができたのではないでしょうか。わずか12歳で高知県の明徳義塾に進学して、中学高校と6年間厳しい練習に耐えた忍耐力の持ち主です。まだ体の線は細いですが、体が大きくなれば打てる捕手として、ここエスコンで躍動していると信じています」

◆白井康勝スカウト(育成ドラフト1位北海学園大・常谷拓輝内野手へ)

「常谷拓輝選手。子どもの頃からファイターズの一員になる夢をかなえようと、ここまで来ました。大学から内野手として育成指名はファイターズ初めてであります。打撃に魅力のある選手ですが、今年は春のリーグ戦、大学野球選手権大会でも好調さを維持。8月にはここ、エスコンフィールドでファイターズとの交流戦。右中間にスリーベースヒット、センター前ヒット。打撃はほんとに魅力のある選手でございます。守備力も春から秋にかけて成長、伸びしろも十分まだ持っております。肩も強い部類であります。これから結果を出し、支配下登録、ここエスコンフィールドで躍動するようになれば…見てください、この顔をしてます。スターになる資質、十分持っております。北海道江別市出身、常谷選手をどうか皆さん、どうかよろしくお願いします」

◆白井康勝スカウト(育成ドラフト2位青森中央学院大・横山永遠投手へ)

「横山永遠選手。高校は八戸学院光星。プロ志望届を出しましたが指名漏れ。一時はプロ野球選手を諦めかけていましたが、家族からの支援あり、また青森中央学院大学の監督より『一緒にプロを目指そう』と声をかけていただき、進学後はメキメキと力をつけてきました。また、投手、打者としても我々スカウトの目に留まるところまで成長してきました。自慢のストレートは150キロ中盤を計測します。一見、おっとりしているように見えますが、芯は相当強いです。育成選手として、ゆっくりしている時間がないことは本人も分かっております。ここに来るまで親、兄弟に相当苦労をかけたことに恩返しすることを結果で示そうとしております。本人は相当、燃えてます。やってくれるはずです。頑張ってください」

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