球界最年長はまだまだ成長中-。ヤクルト石川雅規投手(45)が5日、都内の球団事務所で契約交渉し、800万円減の年俸3200万円で更改。会見で来季の目標を色紙に「成」と漢字1文字で記した後、ニヤリ笑った。その心を「野球選手としても、人としても成長したいという思い。健康診断でも身長が伸びてたので、成長してるなって思ってます。170センチあったんですよ」と説明した。
公式プロフィルは身長167センチ。実際は“逆サバ”しており、さすがに3センチは伸びていないが、昨季の健康診断は169センチ台で、初の大台に到達した。「(健康診断が)朝だったからですかね? でも着実に成長してるんです。間違いないです」と弾む声で言った。
会見では椅子に浅く腰か、背筋を伸ばしたまま言葉を紡いだ。今季は4月9日阪神戦(甲子園)でプロ野球史上初となる24年連続勝利を達成したが、8試合登板の2勝4敗、防御率8・13だった。来季に向けては「スピード全盛の時代なので、真逆をいったろうかなっていう気持ち。遅いボールをさらに深堀りし、考えながら生かす」と進化の活路を130キロ前後の直球で芯を外す技術に見いだす。27年からはセ・リーグもDH制が導入されるだけに、残り3犠打と近づく元中日山本昌が持つ153の投手最多犠打記録も意識する。
通算200勝の節目には、あと12勝に迫る。「気持ちとしては1年で(通算)200勝を達成したい。開幕投手も目指したい。欲張りなので」。志高く、目標は背伸びする。それが小さな大投手の成長の源になっている。【上田悠太】