<侍日記>
宮崎の楽しみのひとつが他でもないグルメだ。とにかく食べるもの、食べるものがおいしい。巨人や侍ジャパンの春秋キャンプ取材など累計約10回、長いときで1カ月滞在することもあるが、毎回あまりのおいしさに驚かされる。
まず何よりも宮崎といえば地鶏。炭火で豪快に焼かれた黒々とした鶏は香りと歯応えが格別だ。名店の「丸万焼鳥」が個人的なお気に入り。地鶏のもも焼きや鶏刺しなどメニュー数が少なく、地鶏に特化したお店も少なくない。
しかし、プロ野球選手の中には鶏刺しや魚の刺し身など生ものを避ける人も少なくない。身体が資本のアスリート。生ものでおなかをこわし、体調に影響したらパフォーマンスの低下につながってしまうからだ。
だからこそ、選手たちが外食する際のど定番が「焼き肉」なのはうなずける。お米を食べなければ過剰な糖質は抑えられ、赤身肉から良質なタンパク質を摂取できる。実際に今回の強化合宿最初の休前日に行われた決起集会も選手、スタッフ全員参加の「焼き肉会」だった。思い返せば前回の23年の強化合宿の決起集会も宮崎出身の巨人戸郷が手配した焼き肉店だった。
宮崎で焼き肉と言えば南宮崎にある「日の出ホルモン」が野球人に愛される。原辰徳氏らそうそうたる面々のサインがずらりと並び、今年の巨人の投手会もここで行われた。私も2月上旬に先輩記者と訪れ、改めてそのおいしさに感動した。宮崎のグルメが野球界で愛されていることは間違いない。【小早川宗一郎】