阪神中川勇斗捕手(22)は「自然体」で開幕スタメンをたぐり寄せる。19日は甲子園の室内練習場で全体練習。オープン戦打率3割6分1厘で両リーグ3位につける若虎は「意識は全くしていない。シンプルにっていう感じ。考えすぎない」と足元を見つめた。
打率1位のロッテ藤原は3割9分、広島中村が3割7分5厘で2位につける。阪神では20年の大山以来となるオープン戦の首位打者も射程にあるが「シーズンの方が大事なので。シーズンのために」と初“タイトル”には興味を示さなかった。開幕左翼レギュラーへ、20日からはオープン戦の最後を締めくくる関西ダービー。京セラドーム大阪で行われるオリックスとの3連戦に向けて「いつも通り、シンプルに行きます」と繰り返した。
京都国際から21年ドラフト7位で入団し、昨季1軍デビュー。25試合で打率2割6分8厘、2本塁打と結果を残した。バットメーカーの担当者が同じという縁でDeNA牧の自主トレにも参加している高卒5年目。フルスイングが最大の魅力で、将来の中軸候補だ。オープン戦では出場12試合中7試合で3番起用され、侍ジャパン組がチーム合流した17、18日ロッテ戦ではいずれも5番起用された。首脳陣からの期待も高い。
左翼候補は現役ドラフトで加入した浜田、左の大砲候補の前川、ドラフト1位でこの日2軍戦で満塁本塁打を放った立石らがいる。「思い切りいくだけって感じっす」。雑念を振り払い、中川は定位置をつかみにいく。【只松憲】