3年連続の開幕マスクへ、日本ハム田宮裕涼捕手(25)が状態を上げてきた。ヤクルトとのオープン戦で、WBC帰りの開幕投手・伊藤とバッテリーを組んだ。「もうちょっと悪いのかなぁと思ってたんですけど、全然そこまで悪くないかなって感じがします」。5回までエース右腕をリードし、変化球も一通り投げてもらった。伊藤から「真っすぐの出力はちょっと出てない」と言われていたが、この日は最速150キロ。「思ったよりは出ていた」と振り返った。
田宮自身も打撃にようやく手応えが出てきた。2回に右翼線への二塁打、4回は左前打で2安打。「久しぶりに打ってるなって感じがして、うれしいです」。オープン戦で複数安打は初めて。18日まで打率1割台に低迷していた要因の1つをタイミングが取れていなかったことと分析して、「構え方だけ、去年のフォームに戻した」という20日ヤクルト戦から2試合連続安打だ。
伊藤の開幕前唯一の実戦登板で田宮がバッテリーを組んだのも、27日の開幕戦を見据えたものだろう。「あと1試合だけなので、しっかり合わせていきたい」。田宮は力強く言った。【木下大輔】