雪辱を果たしに行く。日本ハム郡司裕也捕手(28)が24日、ソフトバンクと敵地で戦う開幕3連戦へ向けた意気込みを語った。昨季まで2年連続でCSファイナルステージで敗れた宿敵に味わわせられた屈辱は忘れていない。4番三塁で自身初の開幕スタメンに内定している背番号3は調子も絶好調。悲願のリーグ優勝へ向けて最高のスタートを福岡で切り、北海道へ帰ってくることを誓った。
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開幕3日前。“りべんじ郡司”は、もう燃えていた。エスコンフィールドで全体練習を終えると、きっぱりと言った。
「やっぱり初戦が昨年悔しい思いをしたペイペイドームである。あの光景をもう1回思い出すというか、みんな忘れてないと思う。雪辱を果たしに行きたい」
開幕カードは昨季王者ソフトバンクと、敵地のみずほペイペイドームで行われる。シーズンインと同時に、まずは悔しさを晴らしに行く。
約5カ月前。郡司は同球場のベンチからじっと歓喜に沸くソフトバンクナインを見つめていた。「あの瞬間はなんか、もう同じ光景を見たくないなという思いがすごいこみ上げてきました」。福岡は、2年連続でCSファイナルステージ敗退という屈辱を突きつけられた因縁の場所。だからこそ燃えるものもあり、今季へ懸ける思いも増す。
「今年は絶対そうならないように。まずCSもこっちで開催しちゃえば、もう見なくて済むんで。パ・リーグ優勝して、CSをこっち(エスコンフィールド)でやれるように」
約4カ月前。ファンフェスで新庄監督から「開幕4番三塁」に指名された。そこから順調に、ここまで歩を進めてきた。3番レイエス、4番郡司の並びも他球団には脅威。最高の準備ができた自負もある。
「開幕4番サードを決めていただいたってところが一番大きくて、自分のやりたいことを本当にできたキャンプでしたし、プレシーズンゲーム(オープン戦)だったので非常にありがたい期間だった。ウチの主砲はレイエス。歩かせたとて…4番の郡司もかなりめんどくさいなと思わせたい。開幕1試合目から、そういう姿を見せられれば」
この日でチームはエスコンフィールドでの調整を終えた。「まだまだ寒さの残る北海道ではありますけど、福岡から熱い戦いをお見せしていき、一気に北海道ごと温めていければ」。圧倒するシーズンの出発点へ、いよいよ乗り込む。【木下大輔】