<コムラノコラム>
エスコンフィールドを栄光の架橋に!一昨年にくも膜下出血で倒れ、死の淵から生還した日本ハム“奇跡の社長”小村勝球団社長(60)が、シーズン開幕前に「コムラノコラム」を執筆した。兼務していた事業会社社長を“Fビレッジ生みの親”前沢賢氏(51)に託し、自身は球団社長と日本ハム本社が新たに立ち上げたスポーツエンタメ事業部を担当。ファンと一体になったリーグ制覇を全力で後押しする。
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3月16日の(株)ファイターズ スポーツ&エンターテイメントの株主総会を経て、前沢賢新社長が就任しました。2015年のボールパーク構想からプロジェクトをけん引して来た人物ですので、前沢氏が社長に就くのは自然の流れであり、個人的には1年でも1日でも早くバトンを渡したかったので、新社長の就任を、心よりうれしく思います。
この3年間、思い起こせばさまざまな事がありました。「みんなでつくったボールパーク」は時に厳しく、時に優しく叱咤(しった)激励を受けながら今日に至っております。まさに、ファンの皆さまや関わってくださった多くのスポンサー様、自治体、メディアの皆さまに育てて頂いたと。この場をお借りして、全ての人々に改めて感謝申し上げたいと思います。
開業時からしばらくは、寝に就くといつも、ゆずさんの「栄光の架橋」が頭の中でグルグルと流れていました…本当に名曲です。
“もう駄目だと全てが嫌になって逃げだそうとした時も、想い出せばこうしてたくさんの支えの中で歩いてきた”
なかなかうまくいかずに、スタッフ全員が人知れず、涙を流していたと思います。平らな道ではないけど、どんなに辛い事があっても皆で乗り越えるぞ! そんな想いが「栄光の架橋」からのメッセージとして、幾度と無く勇気付けられました。
そして、このエスコンフィールドが「ファイターズの栄光の架橋」になると信じて、今日まで全員で力を余す事なく、マン振りをして参りました。今も完璧ではありませんが、これからも進化をし続けます。
もちろん、優勝するという事はそんなに簡単な事ではありません。ただ、新庄監督もチームもスタッフもそしてファンの皆さまも、本気でそこに向かい、闘う姿こそが、ファイターズなのです。
みんなでつくったエスコンフィールド。みんなでこの秋に喜びあえる様に。Fビレッジが「栄光の架橋」になるのは今シーズンだと信じて、開幕を迎えたいと思います。(北海道日本ハムファイターズ球団社長)
◆小村勝(こむら・まさる)66年1月25日、大阪府生まれ。88年日本ハム入社。加工事業本部マーケティング推進部長時に「シャウエッセン手のひら返し」「シャウ断髪」など新販促を実践。22年から北海道日本ハムファイターズ取締役、ファイターズスポーツ&エンターテイメント取締役。エスコンフィールド開業の23年に、北海道日本ハムファイターズ球団社長就任。