<とっておきメモ>
<オリックス0-10楽天>◇27日◇京セラドーム大阪
楽天開幕投手の荘司康誠投手(25)は30キロ近い緩急を駆使し8回無失点と快投した。初回にオリックス西川を空振り三振に封じるなど、ここぞのカーブが効果的。カーブにまつわる記憶をたどった。
新潟で少年時代を過ごした右腕には「めざましテレビ」(フジテレビ系)のある特集を食い入るように見た記憶がある。18年前の08年。この年の日本シリーズは西武が巨人を4勝3敗で退け、日本一に輝いた。MVPに輝いたのはプロ2年目の西武岸。ちょうどその頃は小学生で8歳だった。「『めざましテレビ』で岸さんのカーブ特集をやっていて、ずっとまねして投げていた」と“岸カーブ”を参考にしてきた。
プロ野球が地元新潟で開催されるのは年1回ほどだったが「それを結構楽しみに見に行ったりしていた。その時に岸さんが投げていて、すごく憧れていた」と振り返る。
楽天でチームメートになった16歳上のベテランは今も第一線でプレーする。「特別球が速いわけではないんですが、本当にうまいっていう感じの投球スタイル」と分析。剛腕の荘司、技巧派の岸とタイプは異なるが「今は僕は若くてビュンビュン投げられているからいいですけど、ああいう引き出しもあったら鬼に金棒。岸さんだからできる、すげえで終わるんじゃなくて、僕もできるようになりたい」。その背中を追い続ける。【山田愛斗】