【こんな人】楽天佐藤直樹「みっちり教えてもらった」“バケモノ”目指し元同僚の山川に弟子入り

オリックス対楽天 5回表楽天1死、中越え本塁打を放ち生還する佐藤(撮影・和賀正仁)

<オリックス5-4楽天>◇29日◇京セラドーム大阪

昨年の現役ドラフトでソフトバンクから楽天入りした佐藤直樹外野手(27)は、球団初のサイクル安打にあと1歩に迫った。

初回に右中間フェンス直撃の三塁打を放つと、2回に左前打。5回には移籍後初アーチとなるソロ本塁打を決めた。二塁打を打てば快挙達成も、最終打席となった7回は空振り三振に倒れた。

佐藤は決して甘くないプロの世界で生き残る。19年ドラフト1位でソフトバンクに入団。走攻守3拍子そろった逸材だが、巨大戦力の中で絶対的なレギュラーを勝ち取ることはできず、昨年12月の現役ドラフトで楽天にやってきた。

「ポテンシャルあるのはずっと昔から言われてるんで、それを早く生かさないと。あと長くてもね、何年かしか野球できないと思うので。早くレギュラーになってプロ野球ドリームをつかみたいですね」

27歳。常に危機感と隣り合わせだ。昨季終了直後からソフトバンクで同僚だった山川に弟子入りし、自主トレに約3カ月間同行。本塁打王4度の大砲からは「バケモノになれる」と期待をかけられてきた。「メンタルから技術から食から何から何まで、みっちり教えてもらいました」。“バケモノ”を目指し、師匠とともに猛練習に励んだ。

ソフトバンク時代には「熱男」こと松田宣浩氏から名字の「さとう」とかけて「シュガー」という愛称を授かり、ファンにも浸透していた。「チョコレートとか甘いものは好き」という佐藤。グラウンドでは甘えは一切見せず、プロ野球ドリームをつかむために全力を尽くす。【山田愛斗】