<とっておきメモ><巨人6-12阪神>◇29日◇東京ドーム
阪神が2ケタ安打&2ケタ得点でシーソーゲームを制した。これで開幕カード2勝1敗でとし、2年連続で勝ち越しを決めた。5-6で迎えた8回1死二、三塁、坂本誠志郎捕手(32)の中前適時打で同点に追いつくと、なおも1死一、三塁で代打木浪聖也内野手(31)が執念の内野安打を放ち、勝ち越しの2点を呼び込んだ。
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木浪は近年「休む勇気」を身につけた。入団直後は「休みでも何かしら体を動かしていました。『休みでもやらないと』っていう考えがあって」。それでもオフ返上で汗を流すルーティンは、1歩間違えれば疲労蓄積につながる。「休む勇気というか。休まないでずっとやっていこうと思ってやってきましたけど、でも休むことって大事だと分かって。それからですかね」。今年で32歳の8年目。中堅の域に入り、積極的休養がパフォーマンスにつながると身をもって感じた。
今春キャンプでは5時過ぎに起床し、朝からウエートルームにこもった。休日に納得して休むため、稼働日はとことん練習に時間を費やした。今、木浪は休日に何をするのか。「寝てます。とにかくゆっくりしていますね。本当に何もしない日を作っています」。休むのも練習の一環。すべて野球のためだ。
代打で登場し、内野安打では珍しい2点の決勝適時打だった。「やれることはやって毎試合臨んでいるつもりなので。だめだった時はそこまで。良かった時にまた次、どう結果を残すか」。地道に努力する木浪に野球の神様がほほ笑んだ。【只松憲】