<広島2-4阪神>◇3日◇マツダスタジアム
阪神福島圭音外野手(24)がプロ初スタメンで初安打を放った。
「8番左翼」で先発出場。5回1死の第2打席で、床田の内角低めツーシームを左翼線に運ぶ技ありの一打を放った。さらに昨季ウエスタン・リーグで盗塁王を獲得した快速を飛ばして二塁到達。出場2試合目、3打席目にともした「Hランプ」は自らの足で長打にし「一生懸命走りました」と汗をぬぐった。
開幕カード終了翌日の3月30日に育成から支配下登録された。「ここからが勝負だぞ」「戦うぞ」という藤川球児監督(45)からの言葉に胸が熱くなった。最大の持ち味であるがむしゃらなプレースタイルが垣間見えた場面もあった。8回1死一塁で回ってきた第4打席は遊ゴロで、一塁走者の坂本は二塁封殺。一塁転送はされずとも、福島はヘッドスライディングで気迫を見せた。若虎らしく敵地広島で堂々たるプレー。「やっぱり痺れますね」とフル出場にうなずいた。
ベンチにはオープン戦期間に支配下登録された嶋村麟士朗捕手(22)も控えている。「与えられた役割をしっかりできるように」。連覇を目指す王者に頼もしく若い力が芽生えてきた。
◆福島圭音(ふくしま・けいん)2001年(平13)10月6日生まれ、埼玉県秩父市出身。名前は母がリポビタンD「ファイトイッパーツ!」のCMでなじみの俳優ケイン・コスギのファンだったことが由来。秩父第一中野球部から埼玉・聖望学園へ。甲子園出場はなし。白鷗大では2年生から外野のレギュラーをつかみ、4年春には関甲新学生リーグ新記録のシーズン20盗塁。趣味は将棋。好きな芸能人はお笑い芸人の兵頭大樹。好きな言葉は「人の幸せを願える人になる」。171センチ、69キロ。右投げ左打ち。