<広島-巨人>◇8日◇マツダスタジアム
今季2度目の先発となった巨人田中将大投手(37)は移籍後最長の7回を投げ、3安打1失点と好投した。
初回から直球、変化球ともに制球がさえる。3回まで3者凡退の素晴らしい立ち上がりをみせ、テンポの良さも際立った。4、5回ともに得点圏に走者を背負ったが、高速クイックなどもまじえながら後続を打ち取った。「全部よかったです。ボールもしっかりコントロールできていたし、フォーム、気持ちの部分でもいいバランスで投げられていたと思います」と振り返った。
広島森も好投し、投手戦の展開の中で試合が動いたのは7回。先頭打者の佐々木が左翼へ放ったライナーを左翼手のキャベッジがグラブをかすめながら捕り切れず(記録は二塁打)。さらに続くファビアンの三塁への強烈な当たりを三塁手ダルベックが逆シングルで捕球にいったが触れず、二塁から佐々木が生還。失策が絡んで先制点を許した。なおも無死二塁のピンチだったが、後続は封じた。「ズルズル行かずに最少失点で切り抜けていけた。その後しっかりいい守備もしてもらった」と踏ん張り、相手に流れを渡さなかった。
7イニングを投げきったのは楽天時代の23年9月25日の日本ハム以来、3季ぶり。8回に代打を出され交代となったが「(まだ)行けましたね。今日は」と自信をのぞかせた。
杉内俊哉投手チーフコーチ(45)は「丁寧だったね。低め低めを。自責0ですからね、次も期待しましょう」と話した。