【阪神】藤川監督「いろいろあります」継投も及ばず逆転負けで首位奪取ならず

阪神対ヤクルト 6回、逆転を許した早川はベンチに引き揚げる。左は藤川監督(撮影・上田博志)

<阪神2-3ヤクルト>◇8日◇甲子園

阪神藤川球児監督(45)の積極采配もあと1歩及ばなかった。勝てば今季初の首位だったが、ヤクルトに逆転負けを喫し連勝とはならなかった。来日2度目のマウンドに上がったルーカスは、初回に味方の守備のミスもあり、無死三塁のピンチを背負うも最少失点。「最初の回は少しタフな立ち上がりでしたが、その後はゼロを並べることができて良かったです。自分のピッチングには満足しています」と話したが、5回5安打1失点、70球と早期の降板だった。

6回から代わった2番手早川が、3連打を浴びるなど2失点。勝ち越しを許す結果となったが、この継投に指揮官は「昨年からのことがありますので。先発の経験とか、いろいろあります」と説明した。ルーカスはまだ先発の経験が少ないことを考慮し、1年の長いスパンでの成長と働きを重要視したとみられる。

最後まで勝負に出た。1点を追う8回に先頭の森下が敵失で出塁すると、すぐさま代走植田を送った。8回までに代走を送られたのは、新人年の23年以来。さらに9回には左翼線二塁打を放った坂本に代走熊谷、死球を受けた代打伏見に代走岡城を次々に送った。

ベンチに残った捕手はまだ出場のない嶋村と、外野や代打での出場が続く中川のみだった。今カードで首位奪取の可能性はなくなったが、最後まで手は緩めなかった。【磯綾乃】

◆森下に代走 森下に代走が送られたのは通算12度目で、8回までに代走を起用されたのは新人年の23年8月4日DeNA戦(横浜)以来2度目。同試合は1-2の8回に先頭で内野安打で出塁し、代走で植田が出場。この回はノイジー同点打、木浪の勝ち越し二塁打など一気に4点を挙げ、5-2での逆転勝利につながった。

▽阪神早川(2番手で登板し、1回3安打2失点。プロ初黒星)「自分の実力不足なので。ボール先行の場面が多かったので、1球1球集中していきたい。しっかり反省していきたいと思います」