<阪神2-0ヤクルト>◇9日◇甲子園
高卒4年目の阪神茨木秀俊投手(21)のプロ初先発初勝利を祝福し、弟のロッテ育成茨木佑太投手(19)が日刊スポーツに手記を寄せた。【塚本光】
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優しい兄ちゃんです。肩も強くて球も速くて本当にすごかったし、ずっと身近なライバルみたいでした。自分も兄ちゃんのようになるぞと思ってずっとやって、小中高は同じチーム。お手本にして野球をやっていました。同じチームに行くのは自分で決めましたが、兄ちゃんの影響もすごい大きいと思います。
野球をやっている中で、兄にプロ野球選手がいる、というのはあまりない環境だと思います。ずっと自分の目の前ですごく活躍していて、野球に関してもとても尊敬しています。帝京長岡高校では自分が1年生で兄ちゃんが3年生。その最後の夏大会で兄弟で継投して試合に勝ったのは特別な思い出です。小学生の時も1度継投はあったけど、当時は特別な感じじゃなかった。でも高校で継投ができたのはうれしかったし、その後2人でプロ野球選手になれたのも本当に特別なことです。
2人で「プロ野球選手になろう」とか、そういう話は一切していなかったです。ただ、小学校のコーチとか周りからは「お前らなら絶対なれる」みたいに言われていました。それで自然とそういう意識になりました。兄ちゃんがプロ野球選手になりたいという理由で新潟の高校に行ったので、自分もプロになりたいという意識になりました。
比べられることは結構ありました。でも自分は兄ちゃんに比べたら全然。そこで折れずにしっかり頑張ろうと1つ1つやって、比べられている中で多少成長はできたのかなと思います。
プロ入り後もたまに投げ方のアドバイスをくれたり、非常に参考になっています。兄弟で投げ方とかはちょっと似てくるかなと思いながら、お手本にしてやっています。
1軍で投げ合えたら、親孝行になります。ずっと同じチームだったので、違うチームになったことで1つ目標ができました。プロ入りした時にそう思いました。周りの見ている人や今まで支えてくれた人たちも、すごい楽しめると思います。自分にいつも刺激を与えてくれているので、もっと刺激をくれるように頑張ってください。自分も活躍できるように頑張ります。本当におめでとうございます!(ロッテ投手)
◆茨木秀俊(いばらぎ・ひでとし)2004年(平16)6月8日生まれ、北海道出身。手稲中央小2年から手稲ヤングスターズで野球を始め、3年から投手。帝京長岡(新潟)では1年夏からベンチ入り。3年夏の新潟大会で準優勝。22年ドラフト4位で阪神入団。183センチ、87キロ。右投げ右打ち。ロッテ育成の茨木佑太投手(19)は弟。
◆茨木佑太(いばらぎ・ゆうた)2006年(平18)5月9日生まれ、北海道出身。手稲中央小1年から手稲ヤングスターズで野球を始めて以降ほぼ投手。手稲中では「札幌東シニア」に所属。3年時に東日本選抜大会に出場した。帝京長岡では1年夏からベンチ入りし、秋から背番号1。3年夏の新潟大会は新潟産大付に敗れて準優勝。25年育成ドラフト2位でロッテ入団。187センチ、93キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸は260万円。