<中日3-5阪神>◇10日◇バンテリンドーム
隠れたファインプレーだった。
9回に2点差をはね返し、5-3で迎えた最終回の守り。守護神・岩崎優投手(34)が2安打を許して2死一、二塁。最後まで気を抜けない状況になった。
ここで「シフト」が効力を発揮した。左打ちのジェイソン・ボスラー外野手(32)に対して、遊撃の木浪聖也内野手(31)は試合を通じて、二塁ベースのすぐ左側にポジショニングをとっていた。
規則ぎりぎりの位置どりが、最後の最後でハマった。中前に抜けようかという打球に、木浪はセンター前方の深い位置で追いつき、慣れない角度から一塁に“遠投”。ゲームセットを迎えた。両軍ファンの悲鳴とため息が交わる中、阪神ナインが喜びを爆発させた。
岩崎は「良かったです。また明日もがんばります」と柔和な表情でバスに乗り込んだ。