<西武5-2ロッテ>◇11日◇ベルーナドーム
痛恨の逆転負けから一夜、西武が意地を見せて“打破”した。初回、ロッテ田中に3連打で先制すると、なおも2死満塁で7番アレクサンダー・カナリオ外野手(25)が右中間へ痛烈な打球を放った。走者一掃の二塁打。試合前まで打率1割台。スタメン落ちも増えてきた新助っ人が、ようやく本領発揮した。
西口文也監督(53)が「ブリブリ振り回すヤツを」と願って獲得した、マイナー通算109発の右打者。40打席目前後でようやくブリブリ由来の痛烈な打球が増えた。「時間がかかったけれど、そのために一生懸命やっているので、これが続くようにこれからも頑張ります」と殊勝に話した。
カナリオの強打や先発武内の好投もあったが、源田壮亮内野手(33)の再三の美守も際立った。前夜は逆転に直結する痛恨の失策。それでもこの日は好プレーのたびに拍手が鳴りやまない。大宮で敗れたのを機に、暗黒の91敗へ陥った24年。源田は「いろいろ考えましたけど、それも」と言いつつ「今日は元気にグラウンドに来よう」と切り替えて躍動した。今季限りで現役引退する栗山を冠した「PR1DEシリーズ」で、獅子がプライドを示した。