ドラフト候補の駒大・仲井慎が延長12回完投で勝利の立役者に 自己最速3キロ更新の158キロ

延長12回に及ぶ東農大1回戦を1人で投げ切り勝利に導いた駒大・仲井(撮影・平山連)

<東都大学野球2部:駒大3-1東農大>◇第2週第1日◇14日◇等々力

今秋のドラフト候補の駒大エース仲井慎投手(4年=下関国際)が、延長12回完投で勝利の立役者となった。

自己最速155キロの自慢の直球と変化球を投げ分け、東農大打線を1失点に抑え込んだ。「9回ぐらいから変化球が、いつもよりもう一段から切れている感じがありました。ストレートと変化球を混ぜたら打たれる気がしなかった」と最後まで落ちることはなかった。バックスクリーンに映し出された球速表示は自己最速を3キロ上回る「158キロ」を示した。「(自己最速は)155キロだったので、今日更新しました。ベンチに戻ってから言われました。低めのコースは球速が出やすいのかな(笑い)」とニヤリと笑った。

実際に出ていたかどうかは定かではないが、NPBスカウト8球団の前で実力を存分に見せつけた。ソフトバンク永井智浩スカウト部長は「バランス良く変化球を投げていて、すごく実戦向きなピッチャー」と評した。香田誉士史監督(54)は「3年生までは全部ピタピタに投げて三振を取りたいという理想を追い求めて、ボールが先行していた。速い球をぶん投げていたとところから、今はちゃんとピッチングになって球を操れるようになっている。オープン戦でも良かったですが、今日でさらに一段階上がったかな」とエースの成長ぶりに目を細めた。