<京滋大学野球春季リーグ:びわこ成蹊スポーツ大9-3佛教大>◇19日◇第3節1回戦◇佛教大園部グラウンド
びわこ成蹊スポーツ大が佛教大から大きな1勝を挙げた。昨春全勝で今春もここまで2勝0敗としていた強豪に勝利。ドラフト注目同士の先発となった一戦は、投手戦の予想を覆し、びわこ成蹊スポーツ大の打線がかみ合い大量得点となった。
先発の小松勇輝投手(4年=龍谷大平安)は9回110球3安打5三振3失点で完投し、エースらしい存在感を見せた。前回13日の登板では6回3失点だったが「前回出た課題をしっかり調整して今日に挑めた」と、初回からテンポ良く3回まで3者凡退に仕留めた。しかし4回、1死からこの日初安打となる右二塁打を浴びると、その後盗塁を決められ、5番岩本和弥内野手(3年=乙訓)の適時右前打で1点を先制された。それでも5回以降に引きずることなく、再び4イニング連続で3者凡退の山を築いた。
9回は、元ソフトバンクやロッテでプレーした山田秋親監督(47)が「もう9回ツーアウトまではエースです。ツーアウトからちょっと力みが入ったんで、そこだけ最後マウンドに活を入れに行きましたけど(笑い)」と話したように、3四死球で2死満塁から適時左前打で2失点。それでも最後の打者を二ゴロに抑えて投げ切った。「球速自体は出てなかったけど、まっすぐで押せた。インコース、アウトコース両方ともうまく投げ分けられたので変化球も生きた」と振り返った。“王者佛教”からつかみ取った勝利には「普通にうれしいっていう気持ちはあって。全員で『今回こそ優勝』という風にやってきたので、まず1勝、佛教から勝てたのは良かった」と素直に喜んだ。
相手先発は、昨年12月の大学日本代表候補強化合宿にともに参加した野村亮輔投手(4年=綾羽)。投げ合いには「(合宿で)一緒の部屋だったのでしゃべることはあったりして、余計に負けられないという思いはありました。京滋(リーグ)も一緒で」と、意識していた。その野村も5回までは1安打と素晴らしい投球。しかし6回、先頭に四球を出し次の打者に犠打で二塁へ進められると、1死二塁から2四球と二塁打3つを含む4安打を浴び一挙6失点。この回を投げ切って降板した。
20日の試合は勝ち点がかかる。山田監督は「勝ち点自体は、佛教から挙げたことがない。10年間勝ったことがないので。なんとかもう1勝、明日決められるように頑張ります」と17年1月にコーチ就任、21年1月からは監督としてチームを率いて以降初めての勝ち点奪取を目指す。