<日本ハム3-15西武>◇19日◇エスコンフィールド
7回2死満塁、相手打者は日本ハムの4番レイエス。初球のシンカーを投じ、それが浮いた瞬間に、糸川亮太投手(27)は絶望感に包まれたという。
三塁を守る山村崇嘉内野手(23)も「うっ」と似たような一瞬の感情だったという。
「これ捕れなかったら、本当やばい」と必死に押さえた。前日18日、自身の2点先制適時打の直後、自身の失策が大量失点につながった。そんな山村のところに時速164キロの痛烈ゴロが飛んできて、何とかグラブに収めた。
捕球したのは三塁ベースの後方だ。二塁走者の西川が足が速いのはもちろん、頭に入っている。「迷いましたけど、打者走者がレイエスなので。そっちの方がいいかなと」。東海大相模時代はエース格を務めた時期もある強肩で、一塁へ遠投。なんとか3アウト。
「こっちに打球来るような気はしてたんですよ。なんとかアウトにできて良かったです」
日本ハム打線の恐ろしさは24時間前に痛感したばかり。もし山村があれを弾いていたら、山村の横を抜けていたら-。12点差の大勝も、カード勝ち越しさえも、なかったかもしれない。【金子真仁】