【巨人】田中将大が黒田博樹に並ぶ日米通算203勝目かけ、24日先発「自分がどう投げるか」

黒田博樹と並ぶ日米通算勝利数を目指す巨人田中将大

ニューヨークで2人の日本を代表する右腕が共闘してから12年。マー君が、漢気あふれるレジェンドに肩を並べようとしている。

巨人田中将大投手(37)が23日、先発予定の24日DeNA戦(横浜)に向け、前日調整を行った。今季は開幕3戦で2勝をあげ、日米通算20年で積み重ねた白星は202に到達。大リーグ・ヤンキース時代にチームメートだった黒田博樹氏の203勝が目前だ。

大リーグ挑戦1年目の2014年(平26)。新天地には大先輩がいた。「すごく大きな助けにもなりました。姿を近くで見ることができたのは本当に大きかった。疑問に思ったことをお話できた」。13勝をあげ、環境に適応できたのは黒田氏の存在があったからこそ。昨年、日米通算200勝をあげた際にもメッセージが届き、変わらず気にかけてもらっていることを感謝した。

手本にし、背中を追ってきた存在。ただ、全てをなぞってきたわけではない。黒田氏が口にしていた「いつ最後の1球、最後の登板になってもいい」という信念。田中将は「批判しているわけじゃないですけど」と前置きしながら、違う考えを持っていることを明かした。「若い頃は後先考えて投げることはできなかったですけど、自分が中心になって引っ張るというときには、1年間を見てやらないといけない」。エースは玉砕してつぶれるべきではない。それが田中将の信条だ。

20年目を迎えたベテランは、移籍後初となる3連戦のカード頭に登板する。山崎、戸郷ら実績ある投手たちが1軍に不在の現状で、チームを先導する役割にも期待がかかる。「普通にやるだけ」と特別な意識はないが、ローテーションの軸となる覚悟を持った田中将には、頼もしさが宿る。

「自分がどう投げるかだけ。しっかりとボールをコントロールして、打者を打ち取る」。己の投球を貫き、偉大な背中に手をかける。【北村健龍】