【DeNA】本塁送球のそぶりさえ許さぬ完璧なギャンブルスタート 相川監督目指す野球で6連勝

DeNA対巨人 2回裏DeNA無死、 前打を放つ宮﨑敏郎(撮影・増田悦実)

<ピンポイント>

<DeNA2-1巨人>◇24日◇横浜

DeNAがサヨナラ勝ちで6連勝、今季初めて貯金を1とした。1-1で今季2度目の延長戦に突入。11回、先頭の度会隆輝外野手(23)が中前打で出塁。バントで送り、代打ダヤン・ビシエド内野手(37)は申告敬遠。1死一、二塁としたところで、戸柱恭孝捕手(36)が中越えにサヨナラ打を放った。

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ホームに投げるそぶりさえ許さない、完璧なギャンブルスタートだった。1点を追う8回1死三塁。DeNAの三走・京田陽太内野手(32)は宮崎のバットがボールをとらえた瞬間にスタートを切った。前進守備の巨人遊撃石塚が捕球した時、京田はすでに頭から滑り込む態勢で、石塚は一塁に投げるほかはなかった。

「大勢投手のようないい投手から点を取るにはギャンブル的な要素が必要。宮崎のバットコントロールが球界トップクラスということも、もちろん加味した上です」。相川監督はこう振り返る。延長11回も粘っこい采配を見せた。無死一塁で神里和毅外野手(32)が2球続けて送りバントを失敗。ヒッティングに切り替えたくなるところだが、スリーバントを命じて、サヨナラ勝ちのお膳立てに成功した。

「泥臭く1点を取って、最後も粘りに粘って勝ち越したというのは、目指す野球でもあります。チームとしてまた1歩前進したと思います」。相川監督が目指す野球で6連勝し、今季初めて貯金をつくった。プロ入り初のサヨナラ打を放った戸柱は「監督のやりたい野球が分かり、みんな自分の役割も分かってきた」と言う。

主将の筒香が19日に出場選手登録を抹消され、この日は牧が負傷して離脱濃厚。だからこそ、この日の勝ち方が持つ意味は大きい。「みんなで束になってやっていこうという話はしています」。戸柱の言葉が重く響いた。【沢田啓太郎】

▽DeNA戸柱(プロ11年目にして初のサヨナラ打)「これまで結構チャンスがあったのに足が震えて打てなかった。自分でもびっくりしています」

【動画】DeNA戸柱恭孝がサヨナラタイムリー 走ってきた京田陽太らとハグ!