ロッテは26日、種市篤暉投手(27)が25日に熊本市内の病院で左アキレス腱(けん)断裂と診断されたと発表した。本人は同日に帰京している。
25日ソフトバンク戦で今季2度目の1軍マウンドに上がったが、初回2死三塁でソフトバンク柳田の一塁線への打球(ファウル)を追いかけようとしたところで転倒。一度は立ち上がったものの、左足を押さえながら苦悶(くもん)(くもん)の表情でマウンドの横で倒れ込み、担架で運ばれた。
<アキレス腱を断裂した主な選手>
◆門田博光(南海)79年2月16日、高知・大方キャンプでのウォーミングアップ中に、着地に失敗。右足のアキレス腱を断裂した。全治2カ月の重傷も、同年9月7日ロッテ戦に代打で復帰。
◆山本和行(阪神)優勝争いを展開する85年9月4日中日戦(ナゴヤ)試合前、準備運動中に転倒。左足のアキレス腱を断裂した。翌年86年には開幕戦からフル稼働し、49試合で11勝15セーブと復活した。
◆遠藤一彦(大洋)87年10月3日巨人戦(後楽園)に先発し4回まで無失点と好投も、5回の攻撃中、二塁ベースを回ったところで失速。片足で走り、三塁へヘッドスライディングした。右アキレス腱不全断裂で復帰後は低迷も、90年に救援に転向し21セーブでカムバック賞を受賞した。
◆前田智徳(広島)95年5月23日ヤクルト戦(神宮)の試合中に、一塁に駆け込んだ際に右足のアキレス腱を完全断裂。2時間以上の手術を受けた。翌96年開幕戦に「3番・中堅」で復帰した。
◆西岡剛(阪神)16年7月20日巨人戦(甲子園)の試合中に、左翼線に適時打を放ち一塁に達する直前に倒れ込み、左アキレス腱を断裂。翌17年の5月30日2軍戦で実戦復帰し、同7月17日広島戦で1軍に復帰した。
◆上林誠知(ソフトバンク)22年5月18日西武戦の試合前のシートノックで右足アキレス腱を断裂。同年12月8日に本格的な打撃練習を再開し、23年2月の春季キャンプで実戦復帰した。
◆石井大智(阪神)26年2月、WBCを控えた侍ジャパンメンバーだったが、11日の紅白戦で左アキレス腱を断裂。大阪府内の病院で縫合術を受け、同20日に退院。リハビリ中。
◆アキレス腱(けん)断裂 アキレス腱が何らかの原因で断裂すること。手術療法では手術後1~2週間は装具で足を固定し安静を保つ。その後、歩行やランニングを再開するためのリハビリを開始する。スポーツ外傷のなかでは最も重症度が高く、競技復帰には約半年から1年を要す。