【ロッテ】サブロー監督 全員と食事に行く「結構本音が出る そういうのが好き」

「月刊サブロー」の連載をスタートするロッテサブロー監督(撮影・鈴木みどり)

月刊サブロー <2>

今季就任したロッテサブロー監督(49)が、自身の思いや舞台裏などを語る「月刊サブロー!!」をスタートします。月1回連載の第1回は、「育成」と「勝利」の両軸を求める指針、ロッテの未来を見据えた長期的なチーム強化などにスポットを当てます。前年最下位からの巻き返しへ、同じ境遇だった日本ハム新庄剛志監督(54)のチームマネジメントも参考に、5月の反攻に向かいます。次回は来月下旬に掲載します。【取材・構成=前田祐輔、星夏穂】

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サブロー監督は選手とのコミュニケーションを重視する。キャンプやシーズン中の遠征時などは食事にも行く。選手と一線を画す指揮官ではない。

「結構本音が出る、みんな。そういうのが好きで。だから球場以外で話聞いたりします。1年間あるので、できたら全員連れて行きたい」

主将に任命したソトや外国人にも積極的に声をかける。「ソトはすしが好き。ポランコは焼き肉か田所商店のみそラーメン」。

仙台遠征では山本、西川、寺地、高野と食事に出掛けた。直前の鹿児島遠征では、中継ぎ陣、黒木投手コーチ、小林投手コーチと会合。選手の性格を把握し、声のかけ方を変える。

「人は見てます。強く言っても大丈夫な選手と、言ったらあかん選手と。(山本)大斗、寺地、(西川)史礁も大丈夫。ファームから一緒にやってきた選手らは、厳しくしても、ついてくるタイプ」

毎日の試合に集中し、SNSなどの書き込みは見ない。監督就任以降、日記をつける習慣を始めた。

「去年、史礁にプレゼントしたんだけど、本屋に売ってるやつで。今日あったこと、やり直したいことの欄もあって、毎日書きながら、今日あかんかったじゃなくて、明日こうしようって、そこに変換できるから。書くことはええなと思って」

読書、株、映画…。多彩な趣味から得たヒントを野球に転換する。防御率6点台と不調に悩む中継ぎ左腕、高野にはエンゼルス菊池雄星の著書をプレゼント。

「これええなと思ってあげたら、すごい笑顔になってた。毛利とか若いピッチャーみんなにまわせって。高野も『バイブルになりました』って」

チーム一丸で、反攻の5月を戦う。

◆3、4月のロッテ 10勝14敗でAクラスまで2ゲーム差。開幕戦でルーキー毛利が勝利するなど連勝スタートを切ったが、4日から5連敗。先発投手には1日以降白星がついていない。WBC日本代表の種市は26日に左足アキレス腱(けん)断裂だったことが発表され、今季中の復帰が絶望的になった。守護神の横山は6セーブと安定。打線は1番藤原が3割1分9厘、2番西川が3割1分6厘と高打率をキープ。25日は8番佐藤が2発を放つなど、友杉、小川ら好調の下位打線が上位につなぐ。

◆サブロー(大村三郎=おおむら・さぶろう)1976年(昭51)6月1日、岡山市生まれ。PL学園から94年ドラフト1位でロッテ入団。05、07年ゴールデングラブ賞。11年6月に巨人へトレード移籍も、同年オフにFA宣言しロッテ復帰。16年限りで現役引退。通算1782試合、127本塁打、655打点、打率2割6分5厘。引退後は楽天ファームディレクターなどを務め、23年からロッテ2軍監督。25年6月に1軍ヘッドコーチへ配置転換され、26年から1軍監督を務める。181センチ、90キロ。右投げ右打ち。

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