ソフトバンクの高卒3年目右腕、最速156キロを誇る藤原大翔(はると)投手(20)が、13日の西武戦(みずほペイペイドーム)でプロ初登板初先発する。
8日に支配下登録されたばかりで、11日は育成時の背番号「142」で投手練習に参加。本拠地のマウンドから捕手を座らせて計9球、直球、カーブ、チェンジアップを投じた。「結構、マウンドが高かった。自分的には高い方が好きなんで投げやすい」と好感触だ。
新たな背番号は「22」。「会見の時は捕手のイメージって言ってしまったけど、よく考えたら藤川球児さんとか、すごい投手がつけていた番号。やっぱり三振を取れる投手が多いイメージがあるんで、そこを目指したい」。大魔神・佐々木主浩氏らも背負った22番に誇りを抱き、鷹の奪三振マシンとなる意気込みだ。
実際に今季2軍では6試合に登板して27回2/3を投げ、奪った三振はチームトップの32個。奪三振率は10・41と高い。相手は今季、チームが3戦3敗と苦手な高橋光。対戦防御率0・3、23イニングで奪った得点は栗原のソロの1点だけという難敵だ。「相手はあまり気にせず自分のやれることをやる」。当日は球場の屋根が開くルーフオープンデーとなるが「外の方が慣れているので、開けてくれた方がありがたい」と前向きだ。
倉野投手チーフコーチは将来も含めて楽しみにしている。「千賀とは体型も投げ方も違うけど、成長曲線が似ている。期待値は大きい」。同じ育成から大成した千賀のような大ブレークを願ってやまない。藤原は「いけるとこまで」ときっぱり。全力で西武打線に立ち向かう。【石橋隆雄】
◆藤原大翔(ふじわら・はると)2005年(平17)12月26日生まれ、福岡県行橋市出身。今川小4年で野球を始め、中京中では硬式の京築ボーイズで二塁手。飯塚進学後に投手転向。2年春からベンチ入りも、甲子園出場なし。23年育成ドラフト6位でソフトバンク入団。昨季2軍デビューし、登板2試合で0勝0敗、防御率4・50。今春キャンプ中の侍ジャパンとの強化試合では1回無失点。球団と今月8日に支配下契約を結び、年俸も360万円から600万円にアップした(推定)。177センチ、73キロ。右投げ右打ち。